チェーンは消耗品。これ、意外と知られてません。タイヤが減ればタイヤ交換するし、ブレーキパッドも減れば交換します。これはタイヤなら減ったのが目で見えるし、ブレーキパッドならレバーを引く幅(引きしろ)が大きくなったり、効きが悪くなったり、すごい音が出たりするのでわかります。
 でも、チェーンはちょっとわかりづらい。
 最近漕ぐとギアが飛ぶようになった、とか、変速の調子が悪い、などの症状が現れたら(その原因がチェーンに由来するものだったら)重傷です。
 使っているとチェーンは伸びます。正確に言うとチェーンをつないでいるピンの部分が磨耗して伸びたようになります。
 伸びたチェーンは、ピンの間隔(ピッチ)が広くなるので、チェーンリングやスプロケットの歯のピッチとずれてしまうため、ギアが飛ぶ(歯飛び)を起こしたり、変速性能を悪くしたり、で、もっと悪くなるとチェーンリングや、スプロケット、ディレーラーのプーリーをチェーンのピッチにあわせようと削り始め、こうなると、全部新品に交換しなければならなくなるため、お金が沢山かかってしまいます。
 なので、チェーンは定期的な交換をおススメします。
 毎日乗られる方なら3ヶ月ごと、しょっちゅう乗る方は半年に一度、時々乗る方は1年に一度は新しいチェーンに交換しましょう。自転車も喜びますよ!
 写真はシマノ純正工具のチェーンの伸び具合をチェックするもの。こちらを使ってチェーン診断をしています。