FRG 10の芝スラから使い始めたPANARACER CG 4X/AM。芝生の上での評価はというと、正直いいのかよくないのかわからなかったのです。しっかりグリップしてくれて、軽く走れて、ぜんぜん不満もないんだけど「このタイヤはこうだ!」というキャッチーなスパイスがない感じで、前の日記でこのタイヤの紹介のときに書いた通りで、ある意味ほんと優等生なタイヤ。いいけど目立たないという感じでした。芝生の上だけだと、やっぱりタイヤのすべてはわかりません。で、今度はその対極にある、タイヤとブレーキの限界性能を試される野沢で使ってみました。
 野沢のコースを走ったことのある方ならわかると思いますが、一般のコースではありえない斜度、ありえないコンディションが味わえます。スキー場の中上級ゲレンデを斜めに下ってくるような箇所がいくつかあるのです。しかも結構ガレガレ。こんなところでは細心のブレーキコントロールが要求され、かつタイヤの性能が試されます。
 基本的にラフな野沢のコースでは、このタイヤは相性良かった。流行?のスティッキーなコンパウンドではないですが、しっかりとしたブロックはガレ場でも安定感をもたらしてくれて、制動性能も悪くない。基本的にドライなコンディションのあらゆる状況で快適に走れました。そういう意味でも優等生タイヤでした。あとはウエットは試してないので、こちらはまたのリポートということで。