これ、スコットの展示会場にあったポンプなどのツールメーカー、MEQIXのタイヤプレッシャーゲージです。MEQIXは台湾のメーカーでアルミなどの切削を得意とした素材を生かしたツールを制作していて、この質感と非常によく似たツールやポンプブランドはここのOEM。MEQIXのポンプもよかったのですが、このゲージに目が行っちゃった。バルブヘッドにはボタン状のレバーがついていて、ここを上下させることにより、アメリカンバルブ、フレンチバルブを瞬時に切り替えられます。ゲージはデジタル。またアメリカンバルブの外部バルブを装備しているので、エアを足しながら計測することも可能。最高200PSIまで計測できます。
 質感がたまりませんね。個人的に欲しいです。


 お次はスコットの展示会に行ってきました。
 2012のスコットのマウンテンバイクは、2011も大人気だったハードテイルXCモデルのSCALEシリーズのみを展開。26インチモデルと29インチモデルの4グレードづつリリースします。
 乗りやすさとこの価格にしては驚異的な高スペックで2011はあっという間に完売しちゃったSCALE 40。2012も210,000円です。フレームは細部がマイナーチェンジされていて、リアブレーキマウントがチェーンステイ側のポストマウント方式になりました。リアエンドの形状が見直され、強度もアップしています。カラーはシルバーグレーで渋い。
 このほか、カーボンフレームモデルのSCALE 35は300,000円(これも安い!)。29erシリーズのSCALE 29はグレードにより110,000円から320,000円まであります。


 ROCKY MOUNTAINはクロスカントリー系バイクはほとんどが29erになりました。もちろん26もありますが、このカテゴリーでは29erは有効だと思うので、これは時代の流れですね。海外では26インチよりも29インチのほうが売れているという話をよく聞きます。たしかの29erにはさまざまなメリットがあります。ただ、海外で29erが売れているのは、もともと26に乗っていた方々がもう一台違ったバイクとして29er(も)乗り始めたからなんじゃないかな、と思います。もちろん、最初から29erもあり。特にビギナーの方には、下りの恐怖感が減るし、走りがスムーズだし、結構いいところがあります。
 26はマウンテンバイクっぽい、平面的な動きだけじゃない、立体的な動きもバイクコントロールしやすいが29erに比べるとやりやすくて、ここが26のいいところであり、26がマウンテンバイクのメインストリームであり続けるところだと思います。今のところはね。
 2012のROCKY MOUNTAINも魅力はそのままでした。その中でもダウンヒルバイクのFLATLINE PROがかっこええ!。THOMAS VANDERHAMも乗ってるFLATLINE。ロッキーらしいフラットで安定感のあるフィーリングがいい。このコンプリートバイク、446,250円ですよ。いいじゃあないですか!



 今日はまずA&Fの展示会へ。SANTACRUZのニューモデル、BLUR TRC、いい感じです。クロスカントリーモデルのBLUR XC、オールマウンテン系トレイルバイクのBLUR LTの真ん中に位置するサスペンショントラベル125㎜を有するリアルトレイルバイクなカーボンフレームモデルです。SANTACRUZはドンドンカーボンフレーム出してきますね。BLUR TRCの重量は約2.2KG。ビュンビュン走りそうです。カラーはこのマットブラック&グリーングラフィックと、ブラック&レッドがあります。


 2012のKONAは、トレイルライドにぴったりなモデルが増えました。2011に登場したTANUKIがフレーム素材から見直されたり、29erのラインナップが増えたり。カラーリングもレーシーではなく安っぽくなくちょうどいい感じ。
 おなじみのハードテイルのトレイルバイクである、CALDERA、CINDERCONE、BLASTなどの定番もマウンテンバイクデビューにぴったりの幅広い使い方と乗りやすさを持っています。
 29erはほんとに増えました。ハードテイルはカーボン、アルミ、クロモリスチールフレームと多彩で、クロモリフレームで、リアセンターがメチャ詰まっていて(414㎜)、フロントスプロケットはシングルでチェーンデバイスを装備していて、120㎜トラベルのフォークを装備したオールマウンテンですか!と思わせるHONZOという楽しいモデルがあったりします。
 29erで気になったのが、フルサスモデルのSATORI。全体的にコンパクトで、コントロールしやすそう。130㎜トラベル×20mmスルーアクスルのフォークが装備されてます。カテゴリーはマラソン系エンデューロですが、構成されているパーツをみてもかなり守備範囲広そうですね。ラフなトレイルも楽しい!なりそうです。


 POCのアパレルはカラーセンスいいです。ポップの中に上品さがあるというか、こういうアパレル着てライドすると気持ちも盛り上がっちゃいますね。
 2012のアパレルで目を引いたのがピンク。ウイメンズじゃありません、メンズです。こういうピンクを着こなせるライダーはかっこいい。写真はFLOW JERSEY(ブルー)とFLOW SHORT(ピンク)の組み合わせ。
 新作では、トレイルライド向けの動きやすさを追求したショートスリーブシャツとショーツがリリースされます。TRAIL T-SHIRTは伸縮性に富んだ化繊で肌触りがすごくいい。TRAIL SHORTはPOCのショーツの中でも最軽量で、こちらも伸縮性に富んでました。
 POCの2012カタログをお店でみることができますので、一度見てみて下さい。


 昨日、今日と怒涛の展示会周りでした。今週が山かな。そろそろ疲れてきたのですが、、、山へ行きたいのですが、、、行ってきたばかりだけど。
 昨日は、シマノに始まり、POC、RACEFACEやJAGWIREを取り扱うTAK21、MSC、そしてKONAなどを見て回りました。そして今日はSANTACRUZ、ROCKY MOUNTAIN、TROY LEE DESIGNSなどを取り扱うA&F、そしてSCOTTと、いや~まわった。まあ、東京在住のワダはまだマシな方です。地方のお店の方は毎週のように上京しなきゃならないんだもん。おまけに台風で、昨日は帰宅できなかったショップの方もいらっしゃたみたい。お疲れ様です。
 で、POC。スウェーデンのプロテクター&アパレルブランドです。北欧らしいシンプルでカラフルなアパレルと、独自の理論に基づいたプロテクター類をリリースしてます。2012のプロテクターでいいなと思ったのがこのJOINT VPD 2.0 KNEE & ELBOW。ソフトタイプのニーパッドとエルボーパッドなのですが、現行のJOINT VPDよりコンパクトになり、さらに動きやすいデザインになります。衝撃緩和材のVPDは2.0バージョンとなり、衝撃を受けてから吸収するまでの時間を遅らせ、より人体に影響を与えないような工夫がされています。
 このVPD 2.0の衝撃緩和能力がどれぐらいすごいか、ボールを使ったテスターをいただきましたので、お店でチェックしてみてください。
 POCの2012モデルのリリースは来年2月ごろとなります。