GIANT/ANTHEM X 29erに標準装備されていたタイヤがSCHWALBEのRACING RALPH EVO。初めて使った時から「なんだかこのタイヤすごい!」とちょっと今まで使ってきたタイヤにはなかった感覚を覚えた、ある意味衝撃的なタイヤでした。地面の石などにタイヤが乗り上げた時に、その石のカタチにタイヤの表面が変化してあわせてグリップさせているような感覚が体感的に伝わってきました。ここまで繊細に伝えてくるタイヤってなかなかないかも。SCHWALBEのEVOシリーズのタイヤは、トリプルスターコンパウンドという3種類の弾力性の違うラバーを使っていて、芯となるベースには硬めでコシが強く、タイヤの転がりを考えたものを。また、タイヤの種類によってセンター、サイドブロックの弾力性を変えてあります。たとえばクロスカントリータイプならば、センターは転がり抵抗軽減のためのミディアム、サイドはグリップを高めるためにミディアム・ソフト。ダウンヒルタイプなら一番グリップ重視だと、センターにスーパー・ソフト、サイドにはエキストラ・ソフトなどもあります。ただ、表面のコンパウンドが変わっても、ベース(これはそれぞれのノブ(ブロック)も含むのですが)のコンパウンドは一緒なため、ノブのカタチが崩れにくく、よってノブが千切れずらいというメリットもあります。
RACING RALPH EVOのコンパウンドは、クロスカントリータイプのPACE STARと呼ばれるもの。さまざまなシチュエーションのトレイルで走りました。舗装路の移動でも使いました。ハードブレーキ、コーナー、ジャンプ、いろいろとこなしました。で、現在リアタイヤの状態を確認すると、センターノブは、ところどころノブがすり減っていたり、表面のラバーが削られていたりするところがあるのですが、基本的にほとんど型崩れしていません。サイドノブにいたってはところどころ成形時にできたヒゲが残っているほどの減り方。ノブの減り、型崩れはまったくありませんでした。
今シーズンははっきりとおススメします。SCHWALBEすごいよ!と。もうまもなく入荷してきます。
3月15日(木)は、HRP長瀞開催により、臨時休業いたします。
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