あっという間の11月。

 クルマに乗られる方は教習所とかで「車両感覚」を教えてもらったと思います。内輪差やクルマの前後の位置や角の位置など。

 マウンテンバイクを乗るにあたって覚えておいた方がいいのは、前後のタイヤが接地している位置です。今回は直進編。

 わかりやすく感覚をつかむひとつのやり方は、高さ1-2センチの板でも棒でもいいのでタイヤが通過したときに感触があるものを地面に置いてその上を走ってみること。

 何度もやると前タイヤが通過しあたと後タイヤがどれぐらいのタイミングで通過するかわかってきます。

 トレイルライドの時なら、前タイヤが木の根っこを通過したあと後タイヤが通過するまでのタイミング。これを繰り返し身体で覚えていく練習。

 タイミングがわかってきたらハンドルを引き上げて板や棒を空中でかわすテクニックにつながっていきます。

 練習次第では後輪も障害物通過時点で荷重の抜いたり(抜重/ばつじゅうといいます)、後タイヤを浮かせたりすることもできます。

 そういう感覚、テクニックを身につけることで、ライドがスムーズになっていきます。