長野県乗鞍高原に来春オープンする国立公園内初の「公式」マウンテンバイクトレイルを視察、試走してきました。

 乗鞍高原は毎年遊びに行かせてもらっているノーススターアウトドアアドベンチャーのある場所。松本市内より約1時間の乗鞍岳の中腹です。

 かねてより取り組んできたこのプロジェクトは地元観光協会、地権者、環境省など行政との協議がようやく実を結び、総延長14.5キロのマウンテンバイクが利用可能なパブリックトレイルが誕生することになったのです。トレイルの名前はノリクラコミュニティーマウンテンバイクトレイル(通称NCMT)と言います。

 NCMTには、歩行者とマウンテンバイクが共有する区間、マウンテンバイク専用区間などがありますが、ほとんどのトレイルはマウンテンバイクに向けて設定されている印象です。

 一昨年、昨年にもまだ未完成の状態のトレイルを試走させてもらっていたのですが、ガイドツアーでなく個人でライドするにあたって、新たに設置された案内板やトレイルの状況などをチェックしながらライドしました。

 まずは室内でNCMTのプレゼンテーションを受けました。渡された地図には地形図上にトレイルが記されたもので案内板が設置されているポイントも明記されています。
 

 ガイドツアーではないのでライディングは各自で。

 じっくりとトレイルを視察したいのでまずはトップの三本滝駐車場まではクルマ搬送しました。前日の水曜日の午前中に雨が降ったそうなのですが上部は雪となったみたいで三本滝付近には薄っすらと雪が積もっていました。
 

 上部のトレイルだけで午前を使い、午後は中腹部から最下部まで、そして乗鞍BASEというアクティビティ施設に隣接するパンプトラックも視察しました。
 

 2日目は自走で登り、1日目に走れなかったトレイルを視察しました。

 ビギナー向けトレイルを除いては、変化に富んだ地形やワイルドさがあるマウンテンバイク力がものをいうトレイルという印象です。作りこんであるけれど、作りこみすぎてないさじ加減。個人的には大好物なトレイルでした。

 また、ガイドツアーでの利用のみ許可されているトレイルもあるので、NCMTを利用する際はガイドツアーと併用して楽しんだ方がたっぷりと乗鞍高原を満喫できます。特に乗鞍高原が初めての方はガイドツアーは欠かせないと思います。


 先日の日記でも書きましたがノーススターの宿泊施設の「アルパインロッジ」が来月で閉館となってしまいます。毎年のように遊びに行ってたノーススターの歴史の一部が失われるのは本当に残念でならないのですが、ノーススターのボス、ヤマケンと話してきた結果、新しい形で宿泊、ガイドツアーができるようになりそうなのでこれからも乗鞍高原でのイベントを開催していきますし、みなさんもドシドシ遊びに行ってください。質の高いマウンテンバイクガイドとニッポン離れした雄大な景観は圧倒的です。