弥富市(やとみし)は愛知県の西南部、木曽川下流のデルタ地帯に干拓によって開拓された町です。南部は名古屋港西部臨海工業地帯をへて名古屋港の港湾海域に臨み、西は三重県に隣接し南北に長い地形です。明治初期には弥富町の前ヶ須宿から十四山を経て名古屋の熱田に至る新東海道が開設され、人の動きとともに発展してきました。「彌(弥)富」の地名は【いよいよ富む、いやがおうにも富む】を願った瑞祥地名です。「市の木:桜」「市の花:金魚草」を制定。
古くから金魚と文鳥の産地としても有名で、特に白文鳥は、弥富が発祥の地とされ、電話ボックスの屋根からその存在をアピールしています。
キャッチフレーズは「みんなでつくる きらめく弥富」
明治22年(1889)、町村制の施行により、海西郡彌富村・東市江村・市腋(いちえ)村・十四山村が発足。
1903年、彌富村が町制を施行、海西郡彌富町になる。
1906年、海西郡東市江村五之三地区、市腋村荷之上地区、十四山村鎌倉新田地区を編入。
1913年、海東郡と海西郡が合併し、海部郡彌富町となる。
1955年、鍋田村、市江村楽平地区と合併、改称し海部郡弥富町となる。
2006年、海部郡十四山村を編入・市制を施行し弥富市となる。
マンホールには、日本を代表する金魚のブランド「弥富金魚」の「きんちゃん」と、弥富が発祥のとされる白文鳥の「ぶんちゃん」。さらに「市の木:桜」と豊かな水の流れががデザインされています。(平島町内団地付近の、カラー歩道に設置)
十四山支所内の展示マンホール
メタウォーター下水道科学館あいち内・マンホール拓本
旧十四山村の農業集落排水デザインマンホール、中央の市章が弥富市に変えられています。
昭和41年(1966)3月31日制定の市章は「水平と円と山型を表したもので、旧弥富町の二代目町章を引き継いだものです。」
集落排水規格蓋親子マンホール
「弥富町」の文字が残された、旧弥富町時代の集落排水マンホール。
旧弥富町・真空弁
側溝蓋
上水道関連の消火栓・仕切弁等は「海部南部水道企業団」のマーク付き
日本四大都市ガスの一つで東海3県をエリアとする「東邦ガス」の蓋。 中央の知章は、東邦ガスの旧社章で、現在は数字の「7」に似た形に変わっています。
弥富市公認キャラクター『きんちゃん』は、弥富市特産の「金魚」がモチーフ。「およげ!たいやきくん」のキャラクターを制作した『田島司』氏がデザインしてくれました。なんと!「近所の金魚は弥富のきんちゃん」というテーマソングもあります。
弥富市鯏浦町中六にある「名鉄:弥冨駅」は「海抜ゼロメートル地帯」にあり、実際には海抜-0.93m。地上駅で最も低い場所にある駅だそうです。
入り口近くにはこんな洒落た金魚のレリーフが
駅舎の天井にはこんな素敵なステンドグラスも
ラストは、本人は無論、お土産メールを送った友人にも滅茶苦茶受けた鉄道警察隊痴漢撲滅用の啓発ポスター。
「愚かだ・・他人に迷惑をかけ 人生を棒に振るのか」
「信じられない・・同じ男として情けないよ」
「親の顔が見てみたい・・品性下劣なその行為は 痴漢」
是非お気に入りの男性の声で脳内再生して下さい(笑)
撮影日:2011年4月9日&2017年3月27日