愛知県稲沢市北市場に鎮座される「立部(たてぶ)神社」。御祭神は『須佐之男』。
創建年代等、詳細は不明。織田信長の居城の北にあった市場が地名の由来とされ、またこの地一帯は立部荘という荘園であったと言われており、その荘園の名がこの神社の名の由来ではないかと伝えられています。
鳥居の奥には石造連子窓型の蕃塀。上部の透かしに双龍紋が彫られています。
拝殿前左右より神域を守護されるのは、大正十三年六月建立の狛犬さん一対。太い眉と鼻の下にたっぷりと蓄えられた鼻髭などは、ご亭主殿の好きな「髭オヤジ顔」(笑)
石工『角田六三郎』。阿形さんは手の下に毬を、吽形さんは仔狛を座らせています。
珍しく親狛さんの足の前にお行儀良く座る仔狛さん。
本殿玉垣の内より神域を守護されるのは、明治41年4月 建立の出雲型狛犬さん一対。頭頂部が平たくなっているこのタイプは、海路運ばれてきた狛犬さんによく見かけるタイプだとご亭主殿が教えてくれました。
拝殿屋根の留め蓋から境内を見下ろす飾り瓦の獅子さん。何が有ったのか・・どちらも後ろ足のひざ下が二本ともに欠けています。
参拝日:2011年4月25日