旧恵那郡坂下町(さかしたちょう)は岐阜県の南東部、長野県との県境に位置した町です。中津川市、恵那郡福岡町・川上村。また県を跨いで長野県木曽郡南木曽町・山口村に隣接。木曽川沿いの山間に開けた町で、川上川が町域を北から南へ貫流し、木曽川に注ぎます。町の中心部は河岸段丘上にあり、段丘面上を横切って阿寺(あてら)断層が通過。阿寺断層による断層崖と木曽川・川上川の河岸段丘が交差した坂の多い町です。また木曾義仲ゆかりの「坂下神社」で開催される「花馬」が有名で、「花馬祭りの里」として知られています。「町の木:ハナノキ」「町の花:ツツジ」を制定。
上記は2010年、こちらは2014年に同じ場所で見た花馬ですが、一段と華やかになって、しかも仔花馬まで一緒。花馬祭りのラストは勇壮で豪快な「花取り(奪い)」となり、見事奪い取った😅花串は、持ち帰って田んぼや神棚に供えられるそうです。
敷地内の花馬の像
明治22年(1889)、町村制の施行により、恵那郡坂下村が発足。
1905年、坂下村から川上村が分立、恵那郡川上村が発足。
1911年、坂下村が町制を施行、恵那郡坂下町となる。
2005年、恵那郡川上村・加子母村・付知町・福岡町・蛭川村、長野県山口村と共に中津川市へ編入。中津川市坂下となりました。
マンホールには「真ん中に旧坂下町の町章が描かれ、上半分は桧の森、下には川を泳ぐ鮎を描いています。旧坂下町は、町の東側に木曽川が流れており、鮎釣りが盛んです。また町の面積の約7割が森林で、昔から桧や杉が植林されているため、このデザインに決まりました。」公式HPより
昭和36年(1961)1月制定の町章は「坂下町の頭文字「さ」を図案化したものです。町の融和団結を太い円で、又雄飛発展の町勢を飛鳥の姿を以って表現しています。」合併協議会資料より
撮影日:2010年10月2日&2014年6月19日