車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

鶴来地区・ぶらっと散策~其の二 in 石川県白山市

2017年10月14日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・石川県

白山市鶴来本町、北陸鉄道石川線の終着駅「鶴来駅」。昭和2年に竣工された駅舎内には、旧金名線の方向板や計器類などの展示コーナーもあり、鉄道好きには垂涎物のあれこれが、そうでない人にもそれなりに楽める場所です。

駅舎横には、大正8年6月に建立された『木尾久雄・栗田末松』顕彰碑。「志以起業義以利用於是乎其功以・・・」で始まる難読な碑文が刻まれています。木尾氏はこの鉄道の創始者だそうで、文字だけを拾って察するに、石川線建設開業に尽力した人物のようです。

「電車で行く、シアワセくくり旅 恋の白山さん」。野町駅から鶴来駅まで電車に乗って、縁結びの神社「白山比咩神社」(しらやまさん)にお参りし、鶴来の町並みや文化・歴史・味覚・パワースポット・人とのふれあいを堪能する旅の切符「恋の白山さん」のフレーズ。やたらと目に付きだした聖地巡礼の一つかもしれませんが、悪くないデザイン(笑)

それにしてもこんなに素敵な駅舎にめぐり合えるなんて、全くの想定外。そもそもブログ用に白山市鶴来支所の写真を撮るのが目的だったのに、まさかその目の前にこんな建物があるとは!!もの凄~~く得した気分。

霊峰白山を源とし、約70kにわたり白山市から金沢平野を流れ、日本海に注ぐ手取り川。 豊かな恵みをもたらす川は、又時として、甚大な被害を及ぼす暴れ川にもなりました。明治時代、その暴れ川の分流として、総延長140kにもおよぶ「七ヶ用水」がつくられました。その工事に多大な貢献をし、影響を与えたのが『枝権兵衛』。彼は、安定した用水路への取水にその生涯と全財産を費やし、地域に多大な恩恵を与え「七ヶ用水の父」と呼ばれました。その彼の銅像が、白山市立の二つの小学校の校庭に建立されています。

白山市日御子町、細い路地の先に「手叩き清水」と書かれた案内板と小さな井戸があります。案内板には、霊峰白山の開祖『泰澄(たいちょう)大師』が、そこを叩くと湯が湧き出たと伝えられています。で・・案内にある「そこ」とは、この井戸の事なのか・・違うのか。その湯は枯れてしまったのかどうなのか、全て謎の不思議な名所(^^;) 井戸に耳を近づけてみても、どんなに耳を澄ましても水の流れる気配さえ聞こえません。

井戸の横には「手叩きの清水守本尊・不動明王尊」が安置された小さな堂宇。 伝記に「昔行脚の名僧、石不動尊を寄進し、堂宇を建立、安置して去れり」とあります。

井戸の傍ら、自然石の句碑は『井田柳泉』【 霊泉を 守り育てつ 与祢の秋 】

お不動様と並んでもう一つ「薬師如来像」を安置した同じ様な大きさの堂宇があり、その右手に『小谷蓮舟』の句碑。裏には「昭和三十九年霜月・小谷 潔」とあり、蓮舟が自費で建てたものと云われています。

【 手叩や 御山者(ほ)る可耳(かに)湧清水 】

訪問日:2015年10月20日

 


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