郡上八幡の町歩き、今回は見て楽しんで、作って楽しめる、もちろんお土産にもピッタリの郡上八幡の名物の紹介。
レストランやカフェなどのショーウインドウに並んでいる、いかにも美味しそうな料理にドリンク。作り物だとわかっていてもそのリアリティさが、記憶の中の味や香りを引き出させ、思わずフラフラっと吸いよせられてしまいますよね。
ここ郡上八幡は、日本屈指の食品サンプルの町として全国的にも知られています。この食品サンプルの産みの親と言われるのが、昭和7年(1932)に大阪で食品サンプルの事業化に成功した『岩崎瀧三』。食品サンプルの第一人者として一躍有名になった彼は、昭和30年(1955)に生まれ故郷であるこの地に岐阜工場を設立し、多くの後継者を育てました。新橋を渡った先には彼の生家でもある「岩崎サンプル工房」があります。
【本物よりも“ホンモノらしい”食品サンプル】を目指して研鑽を重ねた成果は、日本は勿論、海外でも高く評価されています。
八幡町殿町、市街地で最大の売り場面積を誇る「流響の里」では、地元食文化の発信を掲げて、様々なものが展示&販売されています。その多彩さは、店内を見て周るだけでも充分に楽しめるほど。実際に二度の郡上八幡訪問では、二度とも立ち寄っています。
ここには「サンプルビレッジ・いわさき」のサンプルが沢山展示されており、どれもこれも本物以上に本物っぽく、ガラス越しでない分、より美味しそうに見えます。甘辛い煮汁を何度も何度もかけて煮る・・出汁のしみた煮魚の味が口中に蘇って、思わず生唾が・・・「ゴクリ!」
郡上八幡にある食品サンプルの店として有名なのが、築百五十年の町家を改造した体験型ショップ「さんぷる工房」。ここも2012年と2018年の二度に渡っての訪問。
店内に並んだ小物は、どれもこれもリアルなのに可愛く、ついつい目移りし、気がつけば、こんなに買ってどうするの?状態、・・仕方なく減らしましたが、却下の品を選ぶのにまた一苦労😅
お店から奥に進むと「土間」と呼ばれる通り庭があり、そこが「さんぷる工房」の体験コーナーになっています。この日も希望者が「レタス」つくりに挑戦中。さらに奥に進んだ工房内では数人の方がサンプルの製造中。見学も出来ますと書かれていたので、息をひそめて・・しばしその技に見とれて来ました。
本物より本物らしいサンプル、店内では二つの同じ商品を見比べてどっちが本物かを当てる「本物当てクイズ」のコーナーもあります。見分けるコツなんてもちろんある訳もなく、それでも一生懸命凝視して・・結果、意見が分かれ、軍配はご亭主殿に😣
あれもこれも、思わず手が出そうなサンプルの数々ですが、どうもこの「黄金の伊勢海老と海老フライ」は流石に・・・😅 、他に「黄金のいくらの軍艦巻き」や「黄金のアナゴの握り」などが展示されていましたが、見た瞬間に「秀吉の黄金の茶室」を連想して、思わず苦笑😓。
郡上八幡の町歩きのそこかしこで目にする「食品サンプル」。どれを見ても興をそそられるものばかりで、サンプル巡りだけで優に一日を費やしてしまいそう。某新聞販売店のディスプレイの魚たち、手掴みした瞬間にピチピチと跳ねそうですよね。
この「剥きかけのりんご」と、「雑誌に掲載されたラーメン」にしか見えないサンプルは、旧庁舎記念館の中に展示されていたものですが、手法の面白さもさることながら、完成度の高さが半端ないです。
本当はまだまだ紹介したいサンプルが一杯なのですが、もうどれだけ書いてもキリが無いので、最後に・・見た瞬間に目が点になった面白サンプルを・・山盛りの千切りキャベツの上に乗せられた「ゴジラの丸ごとフライ」。お味はきっと火を噴く激辛😡ですね。
訪問日:2012年5月20日&2018年10月13日
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