安達郡大玉村(おおたまむら)は福島県中通りに位置する村です。郡山市、二本松市、本宮市に隣接。村内各所に分布する縄文・弥生・古墳時代の遺跡から、古代より人々が定住していたと推測され、中世の室町時代までには村落が形成されました。
町の北西には安達太良山があり、東端に阿武隈川が流れ、観光名所として三ケ月の滝 、玉井の井戸、 織井の清水、また、大名倉山溜池、三ツ森溜池・額沢温水溜池など、豊富な水資源に恵まれています。「村の木:松」「村の花:桜」「村の鳥:雉」を制定。
村域には国指定天然記念物で、樹齢:1000年と云われる「馬場ザクラ」が、有名で、季節には美しい姿で春を彩ります。(福満虚空蔵尊境内・案内より)
キャッチフレーズは「大いなる田舎」
明治22年(1889)、町村制の施行により、安達郡玉井村・大山村が発足。
1955年、玉井村・大山村が合併、安達郡大玉村が発足。
マンホールには中央に大きく「村の花:桜」、花の中に村章と「村の鳥:雉」、周囲に「村の木:松」がデザインされています。
昭和47年(1972)6月26日制定の村章は「ローマ字で大玉の大「O」と玉「T」を組み合わせたもので、「○」は円満を表わし、右上の凸の部は、人又は限りない発展を表わしたものである。」公式HPより
馬場桜の近くで見かけた「日本一うまい米 大自然に恵まれた環境を生かし 自立で躍進をする大玉村」の看板。こういうスローガンは素直に応援したくなります😊。
撮影日:2015年6月25日
本当に「うつくしま福島」を体現している自治体ですね。
限られた時間での福島県訪問は、よほど「特別なこだわり」がない限り、
駆け足になってしまいます。
それでもここ大玉村で見た種々の景色の深さは、
9年の歳月を経てもなお、心に残る格別なものがありました。
マチュピチュの初代村長さんが大玉村からの移民の方だったというお話、
なぜか心が震えるような感動を覚えています
こちらのブログでは三ツ森溜池と記されている三ツ森ダムの見学を契機に大玉村土地改良区さんとは交流が続いています。
https://blog.goo.ne.jp/match1128/e/7461ce297c67e716d73c4a8bb6f6d1ef
大玉村は村内を東北自動車道や東北本線が通っていますが、インターも駅もありません。
でも自然豊かな環境から子育て世代の移住が多く2000年以降も人口は微増を続けています。
大玉村一の特徴は世界遺産マチュピチュと姉妹都市提携を結んでいる点。
実はマチュピチュの初代村長さんが大玉村出身の移民だったんです。
さらに大玉村が素晴らしいのは、原発事故を契機に福島県全体でソーラー発電を積極的に導入した結果、山という山が黒いガラスで覆われた見苦しい景色が広がる中、この村は村議会で脱メガソーラー宣言を行いソーラー発電に規制をかけています。
残念ながら大玉村の項は一回限りで終わったみたいですが、いまご一緒に訪れれば5回10回分くらいのネタは提供できるにと残念至極。