車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

小國(おくに)神社~其の三 in 静岡県森町

2019年03月17日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・静岡県

小国神社~其の三のスタートは、参道左手に見えて来た「神幸所」。しっとりと苔に覆われ、大木に囲まれた神域は、一年に一度、4月の御例祭の時だけ、御祭神が神輿にのって渡御される聖地。

遠江國一宮の境内には、全国一宮の御祭神73柱が祀られる「全國一宮等合殿社」が鎮座されます。かつては73柱の神々を祀るお社が境内各所にありましたが、明治初年の火災により焼失。 その後は「八王子社」に合祀されていましたが、1989年に独立の境内社として再建されました。

二の鳥居近くには、樹齢1000年とも伝えられる御神木の、「大杉」の根元が大切に保存されています。 約400年前の慶長の古図にも記された御神木でしたが、昭和47年の台風で折損してしまったとか。

大きな袋を肩にかけた大国様が、因幡の白兎と出会い、傷を癒す有名な場面が描かれた御祭神の案内。出雲の国造りの神様は、少年のように涼やかなお姿。太鼓腹でも無いし、頭巾も被ってなければ、米俵を踏みつけたりしない。ついでに打ち出の小槌も持っていません(笑)

それでも、奉納の絵馬はやっぱり「打ち出の小槌」。まぁ・・本家の出雲でさえそうなんですけどね。

御祭神「大己貴命(だいこくさま)」の御神宝で、招福・縁結びの「大宝槌(おおたからづち)」
この文章は、公式HPに記載されていたもので、決して私の本意ではありません (ーー゛);  と、しつこく!『大国主命』と『大黒天』は別の存在なのだと、個人的に拘り続けてます。だってね!!大黒天はヒンドゥー教の主神の一柱で、青黒い身体をもつ破壊神「大自在天」の別名なんですよ!!絶対に同一神じゃない!! (>_< )

さて、静岡と言えば行く先々で何度も『徳川家康』の名前を目にしました。実はここ「小國神社」の境内にも「家康の立上がり石」なるものが大切に保存されています。
天正2年の犬居城攻略の折「小國神社」に参拝した家康が、この石に腰かけて休息したんだとか。 日本各地に残る「○○の腰掛石(岩)」、誰がそれを見て、言い伝えてきたんでしょうね(笑)

こちらは「2011年森町民俗芸能・民俗行事公開大会」で、勅使役を勤めた県知事が詠んだ歌碑。

【しきしまの やまと想ほゆ 森町の 小國神社に 勅使出で立つ】

大宝元年(701)の勅使参向の際はここで下馬されたとか。歌碑の後ろには「駒止めの杉」が見えます。

「宮川」にかかる朱塗りの橋、それを更に赤く染めあげてゆく、約千本のもみじの紅葉・・ この画像は2011年の参拝の折に写したものですが、惜しいことに駆け足で眺めただけで、いわゆる紅葉狩りには無縁。

せっかくの紅葉の季節、しかも名だたる紅葉の名所に来たというのに、今思えば間が抜けてますが・・・まぁ、目的は神社参拝だったのだから・・。

二度目の小国神社、女同士の連れがいると、参拝を終えた後の境内や付近の散策はまるっきりの観光気分。御朱印も頂いたしという気持ちがあるからか、多分これで終わりという名残惜しさゆえか・・・
参道の入り口付近にある「小國ことまち横丁」の店舗内には、らしいものからそうでないものまで色とりどり。 旅の楽しみは素敵な景色、楽しい時間、珍しい物・・そして待つ人を思いながらのお土産選び。

参拝日:2011年11月16日&2016年12月14日

 


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