地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ごあいさつ

いつも訪問してくれてありがとう。 「毎日が日曜日」の日々ですが、好奇心いっぱいに、ミーハー心を忘れず生きていく様や日々の思いを綴っていきたいと考えています。  是非とも、今後とも訪問をお願いします。また訪問していただいたら、足跡・コメントを残してくれたらなお嬉しいです(4桁の数字を半角小文字で入力忘れないでくださね)。 今後ともよろしくお願いします。

飛騨高山

2008年09月03日 | 旅行
 


素敵な、そして忘れられない思い出を胸に高山散策

 福田首相の退陣会見を、前日の夜遅くまで見て、いささか眠い目をこすりながら出発した「おわら風の盆」行き。八尾大橋から見た「坂の町・八尾」のぼんぼりに照らされた美しい夜景は、生涯忘れないだろう。素敵な、そして忘れられない思い出をつくった「2008年・おわら風の盆」。そして、この「風の盆」行は、神の見えざる手に救われた旅でもあった。これもまた感謝だ。

 そんな八尾での素敵な時間を過ごした後、今日は「飛騨高山」を散策して過ごした。この日の岐阜は、大雨注意報が出されていたが、高山は小雨が降ったり止んだりのお天気。しかし、傘は持たないで過ごすことができた。これもありがたことであった。

 さて前日は眠さもあったが、シンデレラタイムを大幅に超えた就寝となった。が、せっかく高山に来たのだからと朝6時からの「宮川朝市」をぶらついた。高山といえば「さるぼぼ」、手作りのさるぼぼがたくさん並べられていた。
 この日は、もう一つの朝市、陣屋前の朝市や古い町並みをぶらつたりして過ごした。また高山といえば、春と秋の「高山祭」、その屋台が展示されている「高山祭屋台会館」や「桜山日光館」などにも行った。まさに、観光旅行そのものである。その間に、美味しいコーヒーや「ミルク金時」など、飲んだり食べたりの時間もタップリだ。

 ところで、帰りの高山・名古屋の特急は、購入した時には、「喫煙車」しかなく、「いやだな」といささか悩んでいたが、乗車する前に「ダメ元」と聞いてみると、ナントナント「禁煙車」が空いていた。こんなこともある、
 運にしっかりと見守られた、「おわら風の盆」行であった。感謝。

 
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風の盆1

2008年09月03日 | 旅行
  


人口2万の八尾の町に、三日間で30万人が訪れる「おわら風の盆」

 高橋治著『風の盆恋歌』(新潮社刊)を読んで、憧れ続けた「おわら風の盆」。いつかは是非とも行きたいと願っていたが、今回突然に思い立ち、準備を進めた。そして、9月2日・3日とでかけた。

 「農作物に災厄をもたらす『二百十日』の初秋の風が吹く頃に、三日三晩歌や踊りで、その暴風を鎮める」、それが「おわら風の盆」と言われる。その「おわら風の盆」は、毎年9月1日から3日にかけて行われる。

 人口2万の八尾の町に、30万に訪れるとてつもない行事だ。小さな町の民俗行事を全国的に有名にしたのが、私もトリコになった高橋治の『風の盆恋歌』の本と、石川さゆりの「風の盆恋歌」という歌だ。高橋治の直筆の「おわら風の盆」のぼんぼりが、町(11支部)の名の入ったぼんぼりとともに、各町内に飾られてる。高橋治の『風の盆恋歌』は、余談だが「酔芙蓉」の花も有名にした。私が館に記念樹として植えた木だ。

 さてこの八尾「おわら風の盆」に行くのは、臨時列車もたくさん出ている富山から入るのが常道だが、「高山線」が開通しており、臨時便もあるだろうとの「思いこみの老人力」を発揮して、私は飛騨高山に宿を取った。これが間違いで、なんと夜高山に帰るには電車もバスもなく、やむなくタクシーを飛ばす以外にはなかった。25,000円で、町流し終わる夜11時に予約した。

 こうした準備を重ねて、この日昼過ぎに高山に着いた。まずは宿にチェックインして荷物を置き、「腹が減っては戦ができぬ」と、「飛騨牛朴葉みそかつ」を食べた。

 そして、少しだけ天気が心配になり、予約しているタクシー会社に電話して訪ねるに、「今は曇りで大丈夫なのですが。今は中止にはなっていません」と、極めて歯切れの悪い返事だった。胡弓などの楽器や高価な衣装を守るため、雨になると町流しなどは直ぐに中止となる。
 それでも、既に八尾までの特急券は購入しており、まさに「運を天に任せて」(八尾に行くと、タクシーで帰る以外にない)八尾に向かった。

 
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風の盆2

2008年09月03日 | 旅行
 


「坂の町・八尾」のぼんぼりに照らされた美しい夜景は、生涯忘れない

 ワクワクする心と、お天気は大丈夫だろうかと不安な気持ちを胸に、越中八尾駅に降り立った。着くと、もう胡弓の音が聞こえてきて、思いと興奮は、いっそう強まった。駅前のトイレには、「風の盆」がイラスト化された案内が。そして、とてもたくさんの屋台やお店が出されていた。もちろん、たくさんの人がいる。

 駅前で警備にあたっている警官の方に、「お天気は大丈夫ですかね」と聞くと、「ダメでしょう。さっきも二度ほど降ったので」との冷たい返事が返ってきた。それでも、なんとか天気がもってくれると信じて、八尾の町を、人とお店があふれており、各所で踊り手やボランティアの方による「踊り方教室」が開かれている八尾の町を散策した。

 小学校には「演舞場」が設置され、19時からがぽつぽつ降る雨もあり、15分早めて始まった。各町内(支部)が、一支部・約20分近く素敵な伴奏に合わせて踊りを披露してくれる。私も事前にゲットして、広い会場で、その舞台を楽しんだ。
 また、各町内には「特設ステージ」が設置されており、加えて「町流し」がある。まさに、八尾の町は、「おわら」にあふれかえっている。

 この時期だけは、町外に出ている人も帰ってきるそうだ。そして、町内の人はしっかりと練習を重ねて今日を迎える。屋台や売店は、もの凄い数が出店されている。このに中で目に付いたのが、郵便局の頑張りである。とでこにもかしこにも、まさにショップが開設しており、「風の盆」をデザイン化した切手などを販売している。

 心配された雨も、なんとかもってくれて、最も見たかった「町流し」も、猛烈な人の並みの中でなんとか見ることができ感動した。そして、八尾大橋に近くにあるタクシー臨時乗り場に行く途中で、八尾の町を振り返ると、ぼんぼりに坂の町が照らし出されていた。美しかった。「おわら風の盆」に参加した思い出とともに、この美しい景色は生涯忘れないだろう。
 そんな思いを胸に、とても好感の持てる青年の運転するタクシーに心も揺られながら、深夜飛騨高山へと急いだ。

 
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