地底人の独り言

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プレゼント

2014年10月10日 | 身辺雑記

「公民館-CLC国際会議」、頑張られた方々へのオマージュとして参加した

 環境保全、平和などの課題を地球規模で考えるため、国連の呼びかけで2005年から取り組まれた「ESD(持続可能な開発のための教育)の10年」の総括の場であるESD国際会議が昨日から開幕した。

 その出発は、「公民館-CLC国際会議」。開場は岡山市コンベンションセンター。私は、このESDの最初の頃関わり、かつ公民館で働かせていただいたことから参加させていただいた。それは同時に、この10年間頑張り続けた方々へのオマージュとしての参加でもある。

 さて、2005年に岡山市は、世界最初のESD地域推進拠点(RCE)に指定された。このことには、私も少しだけ思い出がある。

 このRCEでは大学か博物館と連携してESDを推進することが設定されていた。まだESDが動き出していない頃であり、岡山市内部では私が開設準備をしていたデジタルミュージアム(当時)との連携が想定されていた。

 

 そして、2004年頃(であったと思うのだが)に、岡山市にその関連の方々が来られるとのこととなった。その前日の夕方、出張から帰った市長との打ち合わせをすることとなり、環境保全課長と一緒に私も同席した。

 当時のESDへの認識は、我が課の職員も「なんなら、そのEとかSとかDとかは」という感じであり、環境保全課長とも打ち合わせて「どんな話なのか、とりあえず話を聞いてから考える」ということで、市長に対応していただくように説明した。

 すると、市長はと言えば、「そんな後ろ向きでどうするんなら。『地域指定はESD推進の絶好の機会であり、岡山市は受け入れる全ての条件も体制も整えており、大いに歓迎する』という姿勢で対応しなければ。それに相応しい文書も用意して迎えようや」とのことであった。

 

 そして翌朝には、前日「文書は少し考えてみます」と言ってくれた環境保全課長は、とても素晴らしいペーパーを用意してくれていた。市長と環境保全課長に仕事に取り組む姿勢を教えられた。

 こんなこともあり、2005年に岡山市はRCE指定となった。そしてその間に、岡山大学との連携も進んだ。また、そのESDの実践は、当時の市長が想定していたとおり公民館で活発に取り組まれ今日を迎えた。

 「公民館-CLC国際会議」が岡山市で開催されたことはまさに必然であり、岡山市の公民館活動の到達を示すものと言っていい。そんな活動を支えた公民館職員の方々とも、たくさん会場で出会った。中央公民館で頑張られた方は、全体集会のMCとして輝かれていた。

 

 ただ、公民館職員の方々には、この国際会議開催はまさに新たな出発の場であり、この会議開催を通じて様々に学んだことを力として、今後より豊かな公民館活動を展開していただくようお願いしたい。それこそが、ESDの取り組みだと思うから。

 さて、当時の環境保全課長はその後も一貫してESDの取り組みの先頭に立たれ、大いなる成果を上げられている。当時の市長の姿勢と、彼なしには今日はなかったと私は考えている。昨日その彼と偶然にも会場で会えた、そして、様々な感慨を胸に、そして感謝の気持ちから記念写真をお願いした。昨日会場で彼と会えたことは、私には何よりのプレゼントだった。

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