「備前おかやま松竹歌舞伎」公演がいよいよ来月の今日に迫った、お待ちを!
今日は23日、私もスタッフで参加している、今年の「備前おかやま松竹歌舞伎」公演がいよいよ来月の今日に迫った。事務局は来場されるみなさんが楽しく観劇していただけるよう、スタッフの役割を分担し、お迎えする準備をていねいに重ねている。
そうした中で、来年の会員募集を11月23日の公演当日から開始しすることとしている。来年会費から導入予定としていた「入会金(=1000円を予定)」は、来年一年間定着期間を設けることとした。
そして、会費(2000円)も据え置きを決定している。今やプラチナチケットの感のある「備前おかやま松竹歌舞伎」のチケットを確実にしかも割引料金で確保でき、かつ1月と7月の大阪松竹座観劇ツアーにも参加できる等の特典のある「会員」となっていただくよう、私からもご案内をさせていただく。なお、入会は公演会場でも受け付けることとしているので、よろしくお願いする。
ところで、「歌舞伎・観る会」のスタッフミーティングは、毎月開催している。来月・11月はスタッフ全員が参加して、公演当日の最後の打ち合わせをする予定としている。
そして12月は、クリスマス会&忘年会を兼ねて開催することとなっている。この日は、みんなでクリスマスプレゼント(交換)を用意して、一年間頑張ったスタッフが、自分で自分をそしてみんなで褒め合う日だ。
この日はまた、プレゼントとしてご出演いただいた歌舞伎俳優さんたちのサイン色紙が用意される。これが嬉しい。ただし、入れ札抽選方式なので、希望する色紙がゲットできるかは運次第。
今年では、一番人気は片岡愛之助丈の色紙と予想されるが、今スタッフの中で赤丸上昇中なのが、上村吉太朗丈だ。まだ中学生だが、今月の松竹座では石田三成役を好演している。
過日楽屋見舞いに訪れた際、ご無理をお願いしてプレゼント用にサイン色紙を書いていただいた。この色紙が提供される。私は今、誰の色紙に札を入れようかと悩んでいる。ま、当日、並んだ色紙を見て判断する予定としている。
ともあれ、このクリスマス会&忘年会を楽しく過ごすためにも、何としても11月23日の公演を成功させなければと、今心を新たにしている。観劇予定のみなさま、もう一ヶ月楽しみにお待ちを。よろしくお願いする。
吉永小百合主演の映画「ふしぎな岬の物語」、後半はいつもと違いよかった
吉永小百合の映画はほとんど観ている。、その映画で感動したの、「キューポラのある街」のみ。その他は格別感動した映画はない、といえば言い過ぎか。
それでも、「原爆詩の朗読」を続けている姿勢は、素晴らしいと思う。岡山で開催された、その「朗読会」は聞きに行った。その際一言だけ、お話しする機会もいただいたりもした。ステキな思いでだ。残念なことにツーショットの写真がない。言えば、私もサユリスト(かも)。「吉永小百合展」を見に上京したこともある。
そんな吉永小百合主演の映画「ふしぎな岬の物語」を観た。映画は「人々が穏やかな生活を営む里の岬に立つ小さなカフェを舞台に、吉永演じる女店主・悦子とカフェに集う人々の心温まる交流を描」いている。
前半はいつもの「いい人」吉永小百合の映画、何度もあくびが出た。サユリストの私ではあるが、キャッチボール姿が見たいわけではない。でも、後半はいつもと違った。そこは良かった。
ただ、脚本が少しだけ荒っぽい感じがした。吉永小百合さえ画面にいればいい、そんな感じで製作されているように感じる。どうも期待が強い分、厳しい評価となってしまう。が、心温まる映画だった。
書棚には大島渚の映画のビデオや著書、『父・大島渚と50の言葉』を読んだ
私がまだ「紅顔の美少年」だった当時(そんな時代はあったのか、自分でも記憶にないが・・・)、大島渚の映画はよく見ていた。その当時を物語るように、我が書棚には、大島渚の初期の頃のシナリオ集や映画のビデオが並んでいる。「愛と希望の街」や「青春残酷物語」等を含むシナリオ集『日本の夜と霧』(現代思潮社刊)や『絞首刑』(至誠堂刊)がある。そして、それらのシナリオに基づく映画のビデオもある。また話題となった『愛のコリーダ』(三一書房刊)もある。その頃、けっこう大島渚に注目していたものだ。
しかし、その後テレビに登場して、着物姿で怒鳴る姿にはいささかの違和感も感じていた。大島渚への興味は薄れていった。我が友人が絶賛した映画「戦場のメリークリスマス」も、そんなに感動はしなかった。
そうした中で、最近発行された大島武,大島新著『君たちはなぜ、怒らないのか 父・大島渚と50の言葉』(日本経済新聞社刊)を読んだ。松竹ヌーベルバーグの旗手と呼ばれ、映画「青春残酷物語」や「日本の夜と霧」の監督である大島渚。そして、「朝までテレビ」などで、和服姿で、「バカヤロー」と怒鳴る大島渚。
その二つの顔を見てきたが、今回、二人の息子さんに手による編集で、大島渚像が少しだけ見えてきた気がする。二人の息子を愛してやまない大島渚の姿が見えてきた。と同時に脳出血で倒れ、その三年後遺作となる映画「御法度」を撮影する頃の妻・小山明子の苦悩等も含めて、克明に伝わってきた。読んで良かったと思った一冊だ。
にしても、今我が家にある大島渚作品のビデオはどうすればいいのだろうか。もう見られないのか。悩ましい限り。