地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

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図書館

2014年10月22日 | 読書

全く知らない画家のエッセイ集や作品集を読めるのも図書館があればこそ!

 昨日は県立図書館に本を借りに行った。リスエスとした本は、珍しいことに蔵書がなかった。スタッフから「他館から取り寄せましょう」とのことでお願いしたところ直ぐ電話があり、「県内にはなかったが、鳥取県立図書館にあるので取り寄せる」との連絡をいただいた。ホント、図書館はとても頼りになる。

 そんな今日は新刊の書棚に、日本画家・瓜南直子の作品集「兎神国物語」(青幻舎刊)と本人の残した文章を編んだ エッセー集「絵画を生きて 月の消息」(作品社刊)が並んでいたので借りた。2年前に56歳で急逝したこの日本画家の童女を思わせるたおやかな人物や月、ハスの花などを岩絵の具で描く独自の日本画に魅了された。

 「鎌倉に、夭折の美人画家がいた。絵画を愛し、酒を愛し、路地裏の一軒家で料理の腕を振るい、恋に生きては、ひたすら絵を描きながら、貧困のうちに倒れた日本画家瓜南直子」との文章に出会ったりもした。

 全く知らない画家のエッセイ集や作品集を読めるのも図書館があればこそだ。図書館よ、永遠なれ。

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