絵との向かい合い方を学んだ日本画「遊」グループ展、ステキな展覧会だ
私はオンチ&字も絵もヘタ。小学生時代、図画工作も音楽も5段階評価の2。若い頃、スナックへ行った際には、「歌の一つも歌えないの」と呆れられたことも。
そんな私だが、昨日は天神山文化センターに、第5回日本画「遊」グループ展に行った。「遊」は、京山公民館で日本画を学ぶ皆さんのグループ。講師の先生を始め、グルーブの中の数人にご縁をいただいていることもあっての鑑賞。
絵を描くことを楽しんでいらっしゃる様子が、その描き方の工夫なども見られる。その方の生き様も感じさせる作品群をたっぷりと楽しませてもらった。 作品だけでなく、キャプションや会場に飾られた花もステキで、心の通った展覧会だった。ステキな時間を過ごさせていただいた。感謝。
県「内田百文学賞」表彰式・座談会へ参加、感性に少しだけ水やり
昨日は第12回岡山県「内田百文学賞」表彰式・座談会へ参加した。この催しには第一回から、ほとんど参加しているように思う。選考委員である作家の小川洋子さんなど3人の選考委員のみなさんがが、どんなことを話すのかを楽しみにしての参加だ。少しだけ,感性に水やり。
その表彰式に参加して、受賞作が収録された『内田百文学賞 受賞作品集』(作品社刊)を購入した。
この本以外に、最近地元ゆかりの方々のご著書を購入している。劉迎著『「正太」の誕生 坪田譲治文学の原風景をさぐる』及び水島協同病院長であった松岡健一著『我が青春に悔い無し 戦中・戦後を生き抜いた一医師の回想』。
この二冊は吉備人出版から発行されている。県の『内田百文学賞 受賞作品集』こそ、地元の吉備人出版から発行されるべきと思ったりもした。
ともあれ、この三冊をゆっくり、楽しみながら読もうと思う。
住み慣れた地域・家庭で終末期を過ごせるのは嬉しいが、それは高いハードル
厚生労働省は「地域包括ケア」を提唱し、病院ではなく家庭で終末期を過ごす方向へと誘導し、施策を展開している。住み慣れた地域・家庭で終末期を過ごせるのは嬉しいが、このためには家庭での相当な介護力が求められる。と同時に、終末期をしっかりと管理していただける往診医と出会うことも必要となる。それは、現在では激しく高いハードル。
そんなことを思いながら、昨日の「読書ルーム」で読んだのは、大城忠著『ここで一緒に暮らそうよ ~地域包括ケア時代へのメッセージ~』(本の泉社刊)。
著者は、道南勤医協江差診療所長。たくさんの患者さん、とりわけ終末期の患者さんとの心温まる時間を過ごした大城医師の目は優しい。大城医師とともに幸せな終末期を過ごして、看取ってもらっている患者さんたちは幸せだ。