地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

上村吉太郎、20歳

2022年02月06日 | 歌舞伎・演劇・バレー


 歌舞伎俳優上村吉太郎、2001年生まれで20歳。2007年5月に開催された上村吉弥さんの「みよし会」第3回公演で、『傾城阿波の鳴門』どんどろ大師の巡礼お鶴役で、上村吉太朗を名のり初舞台。

 私はその舞台を観た。なんともカワイイお鶴だった。そしてその後、片岡我當さんの部屋子なり、精進を重ねた吉太郎さんの舞台を、吉弥さんが座頭となる京都・南座「歌舞伎鑑賞教室」で、何度か魅せていただいた。

 その上村吉太郎さんが、新装なった、そして装いを変えて再開される南座「歌舞伎鑑賞教室」の初回公演で、大役の「義経千本桜」の狐・忠信をお役を頂戴した。私はそのことを知り、ブラボーと思わず声を上げた。

 まだ弱冠20歳の歌舞伎の家の子ではない一般民間人出身の若者の大抜擢。それは、誰もがそのことを認めたということ。それは陰にある大変な努力・精進があればこそ。素晴らしい。

 上村吉太郎さんの応援の意味でも、是非とも観劇したい。幸い、私がスタッフをしている「おかやま・歌舞伎・観る会」が、観劇ツアーを検討していると聞き、嬉しく思い是非とも実現して欲しいと願っている。

 この南座「歌舞伎鑑賞教室」の公演を契機として、上村吉太郎さんがさらなる飛躍されるよう心から期待している。

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