地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

小百合ちゃん

2012年06月22日 | 読書

 

吉永小百合について書かれた中平まみ著『小百合ちゃん』、共鳴も反感もある

 長く降り続いた雨、我が畑も大切なお野菜たちの根腐れがするのではと心配もした。それだけに、今日のように青空が広がるのは嬉しい。たくさんの方々が、畑作業をされていた。

 ただ、明後日の日曜と次の月曜が雨の予報となっている。日曜の11時から柿の予防を予定しているのに、今朝から突然に雨の予報となり、大いに困惑している。せめて、日曜日は夜からの雨であって欲しいものだ。

 さて、雨が降り続く中で幾冊の本を読んだが、その中の一冊に、吉永小百合について書かれた中平まみ著『小百合ちゃん』(講談社刊)がある。作家の中平まみは、映画監督の中平康の娘だ。その本に書かれた内容に、サユリストの一人でもある私は頷いたり、少しだけ反発したりもした。

 

 その吉永小百合の映画の代表作と言えば、浦山桐監督の「キューポラのある街」。吉永小百合を語る場合には、その「キューポラのある街」しかでてこない。映画版はつまらなかったが、テレビの「夢千代日記」はよかったのだが。

 さて、中平まみの『小百合ちゃん』でも、同じように「キューポラのある街」以外の作品を評価していない。「夢千代日記」もその中に入っている。そして、吉永小百合が「優等生」の殻を破って、女優として飛躍する機会だったのが三浦哲郎原作の名作で浦山桐監督作品の「忍ぶ川」の志乃役、そして山本薩夫監督作品の「野麦峠」への出演だそうだ。しかし、そのどちらの作品も降板してしまったことが細かく書かれている。また、渡哲也との恋愛なども書かれていて、吉永小百合の知らない一面を垣間見た感じでもある。

 ただ私的には、吉永小百合の出演する映画作品には、人間味のある、つまり生きている人間が感じられない作品が多いことは認め残念に思いつつも、それでも原爆詩の朗読など頑張っていることを評価している。吉永小百合はそれでいいと思っている。

 

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