「山本容子のワンダーランド」で、山本容子の世界を堪能した
このところ「山本容子展」は、ほぼ毎年と言ってよいほどに見ている。現に岡山でも丸善岡山店でも、現在開催されているし、昨日は山本容子のサイン会もあった。私も、幾冊かサイン本も持っている。
そんな山本容子展であるが、今回は「不思議の国の少女たち 山本容子のワンダーランド」と題して開催されている。昨年の12月19日から3月7日迄と、大変に長期間開催される展覧会だ、この会期中に、山本容子はサイン会やワークショップ、アーティスト・トーク、そして今日のスペシャル対談と、4回も登場するという力の入れようだ。その他、「山本容子 Jazzingの世界を音で遊ぶ」と題しての「ミュージアムコンサート」なども開催される。
それにしても、今58歳の山本容子は、まさに充実の時期を過ごしている、と今日の展覧会を見て感じた。デビュー当時の銅版画から最近の「不思議の国のアリス」や「平安の姫君」などの膨大な作品群を見ていて、その勢い凄さを感じる。今は「鏡の国のアリス」等にも取り組んでいるとのことだが、さらに旺盛な作家活動を展開することは間違いない。当分、山本容子の時代は続くことだろう。
素敵な作品を鑑賞した後に、江國香織とのトークで、その作品誕生のいきさつ等を聞かせてもらい、山本容子がより身近になった。早朝に自宅を出て、たつぷりと丸一日、山本容子の世界に浸り、魅了され堪能した。豊かな時間を過ごすことができた。
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