深津絵里の「モントリオール映画祭」での最優秀女優賞受賞を喜びたい
昨日付の新聞各紙に、「モントリオール映画祭」で深津絵里(映画「悪人」)が、田中裕子(83年、映画「天城越え」)以来27年ぶりに最優秀女優賞を受賞したことが報道されている。
この「モントリオール映画祭」でグランプリを受賞を期に、俄然注目され日本での大ヒットへとつながっていった「おくりびと」(08年)は記憶に新しい。
その翌年には、松たか子が主演した「ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~」(09年)で、根岸吉太郎監督が最優秀監督賞を受賞している。
そして、今回は深津絵里である。私が以前から気になっている女優である。深津絵里は、97年にフジテレビで放送された『踊る大捜査線』に恩田すみれ役でレギュラー出演し一気に知名度をあげている。ただ私は、映画になった『踊る大捜査線』は、一度も見たことがない。
この恩田すみれのキャラクターもいいが、、翌年の98年に放映された連続ドラマ『きらきらひかる』(その後スペシャルドラマとしての放映もあり)の深津絵里も、とても魅力的だった。以来、結構気にしながら深津絵里を見続けている。
だから、00年には大阪・天王寺の「近鉄アート館」での野田秀樹作・演出の「農業少女」に出演した生の深津絵里を観に行った。座席数300程度の小さな劇場で、俳優さんの汗が散るのがかかってきた。「ウィキペディア」では「隠れ巨乳として有名。舞台『農業少女』では大胆に露出した胸の谷間が話題となった」とあるが、そのことは少しも記憶していない。
ともあれ、この第34回モントリオール世界映画祭で深津絵里が受賞したことにより、気になるのが今年の「映画賞レース」である。
主演女優賞の争いは『告白』の松たか子に加えて、ベルリン国際映画祭で銀熊賞を得た『キャタピラー』の寺島しのぶ、、そして今回第34回モントリオール世界映画祭で、最優秀女優賞に輝いた深津絵里の三人のマッチレースになると予想する。
深津、寺島とも大胆なシーンにチャレンジしており、昨年は「ヴィヨンの妻」で主演女優賞を総なめにした我が松たか子だが、今年は厳しい感じもする。
そうは言っても、松たか子も光明がある。来年の米アカデミー賞の日本代表に、映画「告白」が選ばれているからだ。しかし、アカデミー賞のノミネート作の発表は、来年1月である。
ま、二年連続は少しだけ厚かましい感じもしないでもなく、今年は心穏やかに年末の賞レースの発表を見守ろうと思う。
ともあれ、深津絵里の受賞に、心からおめでとうと言いたい。映画「悪人」は観る予定に入ってなかったが、今回の受賞でやはり観ておこうという気になっている。因みに映画「悪人」は、週末の11日から公開だ。
「きらきらひかる」のドラマも好きでした。サントラも特に。印象に残る曲で好きでしたね。
わたしは毎年あまり映画を見に行かないのですが、今年は不思議と多く、「告白」も「キャタピラー」も見ました。(「踊る大捜査線」も見ましたよ!)こうなったらもう「悪人」も見て、今年の映画通(自称)にでもなろうかと思います。
テレビの「踊る大捜査線」の「恩田すみれ」は大好きなのですが、どうも映画までは観る気がしないのです。
そうそう「きらきらひかる」、とても素敵なドラマでしたよね。三人が輝いていて、とても魅力的でした。