長くご無沙汰してしまっている恩師に、ふとしたことから葉書を出してみようと思いつきました。昨日のことです。
大学を卒業し、社会人とはまだいえない研修医となったころの「ボス」にです。もちろん大学病院のひとつの診療科の「ボス」ですので、国内外で高名でご自身にも弟子たちにもとても厳格な方でした。私は「ヘタリ」でしたので、割合夜は帰宅しましたけど、同期にはずっと職場で寝泊まりを続けた者もいました。
大学の同級生と話をすると、結構楽しそうに充実した研修生活をしていて、「選択ミスか」と後悔したこともありました。まあ、このことは書き始めるときりがないのでこの程度にしておきます。
葉書にしたのは手紙だとなにか重い感じがしたので、葉書で軽快な言葉でご挨拶したかったから。長くお会いしてなくても、その恩師の事は知人たちから少しずつは様子を知り得ていました。もちろん当時よりもずいぶん「丸く」なられたようです。でもやはり緊張、書頭の挨拶からなかなか進みません。ペン先が少し震えてる感じ。一時間以上かけ、数回の書き直し。最後の言葉は決めたと思います。
「これからもお目にかかったら、こちらの背筋がすっと伸びるようなお元気な先生でいつまでもいてください」
God Handです。
こちらのブログを見てくれている中の何人かは、この手を見て「背筋がのびた」と思います。