日曜は四国へ向かいました。四国霊場八十八か所の最後のお寺となる香川県・大窪寺を訪ねるためです。なにも急に信心深くなったわけではなく、最後のお寺だけ。それは少し前に近所の方から参拝のおみやげにと、写真にあるようなお煎餅をいただいたためです。最後のお寺で巡礼の満願が叶い「満願せんべい」なのでしょう。
見た目は正直なところパッとしませんし、どうもショウガ風味らしい。でも頂き物だからと袋を開き一口目から「こりゃ、おいしい」となりました。家族皆で食べたものだからあっという間になくなってしまいました。でもショウガ風味の煎餅なら、スーパーで見かけたことあるなと数軒探しましたが、よくあるのはもっと小さく薄く反り返った形のもので、過去に食べた印象もよくなかったものしか見つかりません。
じゃあ、とお参りじゃなくこのお煎餅を買いに出かけたようなものでした。約1時間30分くらいで到着。かなり山の方にあり、途中にもほとんどヒトを見かけない道路を進み到着。形だけの参拝を済ませ、門前のお土産店に入りこれを見つけ購入できました。そのお店の中が食堂になっていて、4人グループのお客がひとつのうどん鍋をつついているのを見て、急に空腹感。
お店のヒトに聞くと、メニュー最初の「打ち込みうどん」というものでした。「3人ですけど2人前でもいいですか」と訪ねると問題なく3人分のお椀を用意してくれました。オリーブ牛って有名になったのは数年前でしょ。ちょっと商魂かな?
これが2人前ですが十分な量です。うどんはこちらのお店(八十八で「やそば」と読みます)の手打ち、味噌仕立ての汁。「とん汁」にうどんが入ったような感じで、こちらも見た目パッとしませんがたいそう美味しかったです。うどんの下の方に肉や芋や野菜がたくさん。もっとうまく盛りつければいいのに。
こんにゃくも自家製のものがたくさん売られていました。まだこんにゃくに切り込みを入れ「おいなりさん」状にしたものや、「みょうが」を載せた押し寿司(メニューの最後に見えてましたね)にも興味ありましたが、まだ11時過ぎなのに満腹状態であきらめます。
今回は想像以上に若いお客さんも「お遍路さん」をしているのを知りました。またこちらの境内は紅葉も多く、今年の秋には紅葉鑑賞と「打ち込みうどん」と「満願煎餅」のためにまた訪問すると思います。
(みょうがの押し寿司も)