このメンバーなら、フィエールマンは格も力も一枚上だ。
ほかのGⅠ馬といえば、2017年の菊花賞馬キセキただ1頭しかいない。
好調馬は、阪神大賞典を勝った同じ5歳馬のユーキャンスマイル、日経賞を勝った6歳馬ミッキースマイル。
4歳馬では日経新春杯を勝ち、日経賞でも2着と善戦したモズベッロ、阪神大賞典2着のトーセンカンビーナが人気だが、クラシックで好走どころか出走すらしていないのだから、いくら上り馬でも春天は荷が重い。
どう見渡してもフィエールマンの春天連覇を阻む力があるとは考えられない。
問題は相手探しだが、筆頭は実績から見てもキセキ。前走はスタートがすべて、それでもあの走りなら叩き台としては上出来だ。名手武なら、無難にスタートを決めるはず。
4歳の上り馬2頭はバッサリ切る。むしろ、惨敗はしたが3歳クラシックすべてを経験しているメイショウテンゲンを買いたい。ステイヤーズS4着、ダイヤモンドS2着、阪神大賞典3着はマラソンマンの証し、ここで馬券に絡んで名ステイヤーへの階段を一気に駆け上がる。
穴はエタリオウ。未だ1勝馬のクセにダービー、菊、天皇賞、宝塚、JC、有馬記念に出走できていることが奇跡ではないか。さすがに、近走不振で人気を落しているが、陣営はまだまだ諦めていない。今回はGⅠ29連敗中の川田を指名したあたり、まじで奇跡を期待しているのではないか。父ステイゴールドは98年の春天で、メジロブライトとシルクジャスティスの2強対決に割って入り、あっと言わせただけに、今回は期待できる。
問題は人気の2頭、ユーキャンスマイルとミッキースワローの取捨だが、血統的に春天と縁がないと見て思い切って蹴とばす。
馬券は⑭フィエールマンを頭に2、3着に⑧キセキ②エタリオウ⑪メイショウテンゲンを絡めた3連単6点勝負。
おまけとして川田とエタリオウ、武が起こすキセキの奇跡をちょっぴり期待して、②⑦ー⑭ー⑦②⑪の3連単と3連複4頭BOXを買う。