参院選の結果は改憲論議を再燃させ、改憲に向けた動きを加速させる結果に終わった。
ウクライナとロシアの戦争、改憲派の急先鋒安倍首相の死、そこに自民党はじめとする改憲支持政党の躍進である。改憲派の鼻息は荒い。
憲法改正というが、実際は戦争放棄を定めた第九条の改正がメインで、自分の国は自分たちで守る、そのためには自衛隊を正式な軍隊とし、武器使用、先制攻撃、海外派兵を可能にするのが狙いだ。つまり、護憲派がいうところの戦争をする国になるということだ。
そこで、九条改正に賛成するみなさんに聞きたい。徴兵制にも賛成するのか。実際に戦争が始まり、自分や家族が徴用されたら支持するのか。
これは極論などではない、軍隊を持ち戦争を認めるということはこういうことなのだ。
もし、家族や大事な人が誰かに襲われそうになれば、誰だって守りたいし、戦いもいとわない。しかし、戦争は国と国の殺し合いであり、奪い合い以外の何物でもない。つまり、そこに正義などなく、あるのは国の命令だけなのだ。
九条を改正するということは、戦争に備えて軍隊を持つことであり、言い換えれば戦争をするということだ。
戦争放棄を放棄した時、それを支持したあなたに、戦場に行って人を殺す覚悟があるのか、もし家族が戦争で命を落とした時、国のために働いたと勲章を受けることができるのか。