待ちに待った札幌夏競馬が開幕する。何故なのかわからないが、今年は例年以上に入れ込んでいる。
気がはやり明日の枠順を見ていたのだが、何故か過去の記憶があれこれ蘇ってきた。しかも、めちゃくちゃ古い記憶ばかりで、笑ってしまった。真っ先に浮かんだのは、当然ダートコースしかなかった時代、当時は6月の札幌が北海道シリーズのスタートだった。あれはいつだったか、地元のテレビ局が札幌開幕に合わせて公開検討会をやっていて、いつもならそのてのイベントには絶対に参加しないのに、明日の専門紙がもらえるというだけで馬トモとでかけてしまった。会場のSTVホールは8分の入りで、そこそこ盛り上がっていた。パネラーの記憶もないが、予想するのは当時の開幕メインの札幌日経賞ダート2000m。正直、レースはまったく覚えていない。しかし、出走馬の中でダンケンジという馬だけが記憶に残っている。勝ったか負けたかもさだかではないが、おそらく買おうと思っていたのだろう。
そういえば、初めて札幌競馬賞にでかけたのはいつだったのか、記憶がない。グレートセイカンがトウショウボーイに勝ったレース、マルゼンスキーが札幌に雄姿を見せたレース、生で見た気もするが、定かでない。そんなレースなら、絶対に忘れるわけがないので、きっと生では見ていないと思う。プリティーキャストが、珍しく出遅れて追い込んで2着というレースは明らかにテレビ観戦だった。生観戦で記憶にあるのは、意外に少なく、鮮明に覚えているのはイブキカザンというノーザンテースト産駒から買って大逆転した最終レースだ。もちろん、ほかにも勝ったレースも負けたレースも、数々あるのだが、何故か明確に記憶に残るのはそのレースしかない。
芝コースができてからのレースなどは、ダート時代よりさらに記憶がない。唯一覚えているのは、道営から参戦したアローキャリーが芝1000m戦でレコード勝ちしたレースだ。中央勢を置き去りにして逃げ切ったレースは衝撃的だった。アローキャリーはその後、中央に移籍し、阪神ジュベ2着、桜花賞1着と大活躍したが、いずれも人気薄で馬連は万馬券だった。両レースともアローから買っていたにもかかわらず取れなかったのが情けない。
そういえば、同じく道営のヤマノブリザードが札幌2歳Sを勝った時は、WINSにいた気がするのだが、パドックで馬を見て同馬から買って馬券を取った記憶があるので、ひょっとしたら競馬場にいたかもしれない。
とにかく、札幌競馬場は10数年前までは数えきれないくらい通った。通った割に、鮮明な思い出がない。おそらく、気合を入れて臨んだ重賞をことごとく外していたのだろう。
そんなこんなでいささか入れ込み気味だが、明日の札幌の勝負レースは最終レースにする。
狙いは4頭。①サイモンポーリア、②レリジールダモーレ、⑤フォンメイリー、⑥クオーレドーロで行こうかと思う。