21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

世界の潮流?政治の人材難

2024-07-16 09:06:21 | 政治にモノ申す
 トランプが共和党の大統領候補に決まった。襲撃事件があろうがなかろうが、彼に決まっていたのだろう。
 アメリカも日本同様、人材不足というのが正直な感想だ。
 民主党のバイデンにしろ、こんなやつしかいないのかアメリカには。
 人材難は日本も同じなだけに、アメリカをとやかくいうのもなんだが、次々にナショナルフェイスが現れるスポーツ界と違って、政治の世界は悲しいくらいニューフェイスが現れない。
 なぜなのか。都知事選にヒントがある気がする。候補者50人は最多と報じられたが、泡沫候補はともかく、著名な候補の顔ぶれがひどすぎた。終わった顔ばかりで、唯一新しかったのは石丸某というどこぞの元市長だけ。その石丸某が政権野党が支持した蓮舫を食ってしまったのだ。一昔前なら考えられない結果なわけだが、布石はあった。連合のトップなどは共産との共闘が前面にですぎたなどと、それこそ共産アレルギー丸出しで時代錯誤なことを言い出すし、有権者心理をまるで分っていない。
 有権者が期待するのは、この人ならおもしろい政治をやってくれそうだとう一言に尽きる。その意味で、得体のしれない石丸に票が集まったのは当然の結果だったのだろう。
 その石丸にしろ、実像は政策音痴の勘違い野郎で、小泉時代の無知キャラ代表、杉村太蔵と大した違いはない。それでも票が集まったのは、多少、キャラが目新しく映ったからなのだろう。たぶん、彼に投票した有権者は本当に都政を任せたいなどとはこれっぽっちも思っていなかったはずだ。
 ならば、小池に対抗しうる候補は誰なのって考えたとき、正直、全く思い浮かばない。良し悪しは度外視して、かつて、大阪で横山ノック、東京で青島幸夫を勝たせた無党派の大都会パワーはもうないのかもしれない。政治をおもしろがる風潮が消えつつあるのだろう。つまり、東京が国政並みにつまらない街になったというべきなのだろう。小池がかつて東京から日本を変えると豪語したが、そんなパワーすらどこかに消えてしまった。つまり、人材発掘もままならないほど、政治が腐りきったということだ。
 果たして、日本だけでなく、政治の弱体化傾向が世界規模で始まったのかもしれない。これは、怖い。有権者が横を見ているすきに、ろくでもない権力
者がろくでもないことを始めるからだ。 プーチンがやりたい放題なのは、まさに、その表れだ。
 アメリカはともかく、早く日本人は気づくべきだ。このまま、無関心を装い続けたら、必ずプーチンみたいな奴が権力を握ると。戦争体験のある政治家が鬼籍に入り、政治家の戦争アレルギーは驚くほ希薄になってきている。
 若い世代が政治に無関心なのは、年金制度の未来に見放されたことも大きい。その年金制度を自分たちの未来に引き寄せるためには、政治で変えるしか術がないことを分かってほしい。大人も似たようなもので、政治が悪いと怒る大人がどんどん減っている。そんなつまらない政治を変えるのは、もうSNSしかないのかもしれない。SNSを駆使すれば、誰でも選挙で勝てるような状況になれば、おもしろいかもしれない。弊害はつきものだが、我々は学習しなけれなならない。若い世代に政治をあきらめさせた張本人でもあるのだから。
  
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