tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

そろそろ秋の気配、夏の終わり

2023年08月29日 11時59分55秒 | 環境
そろそろ秋の気配、夏の終わり
年々暑さの厳しくなる夏ですが、殊更暑かった今年の夏も、「もうそろそろ終わりですよ」というように狭い庭のススキが穂を出してきました。



そういえば、「暑い、暑い」と言いながら、この所少しは違うのかなと、ススキの出穂に少し敬意を表しても良いかなとも感じられるようにも思います。

8月も明後日まで、もう今年も3分の2は過ぎるのです。何か1年が益々早く過ぎていくようです。子供のころは1年は随分長かったと思うのですが。

やっぱり、割り算して「自分の年齢分の1年」の値が小さくなるのだから、歳を取るほど1年が短く感じられるのは仕方ないのかな、といわれて納得するしかないようです。

我家では、家内も私もススキの穂の風に揺れるのを見るのが好きで、狭い庭に家内がススキを植えました。
ススキの穂は毎年8月下旬から11月初旬ぐらいまで、穂を風に揺らせ、季節の変化を映してくれます。勿論中秋の名月には欠かせません。

今年は8月に2日と31日、2回満月の夜があって、二回目の満月は明後日、スーパームーンだそうです。
中秋の名月かと思いましたら、「今年の十五夜は9月29日です」と書いてありました。
その頃にはススキの穂ももう少し賑やかになっている事でしょう。

ところで、なかなか終わらない暑い夏の我が家の代表はノウゼンカズラです。
例年6月から7月で終わるのですが、去年、今年は異常な暑さが続いているせいか、花芽が次々に出て来て、未だに賑やかです。



しかし、写真を撮っておこうとよく見ますと、矢張り「夏の終わり」の気配が見えます。9月に入れば花は終わるのでしょう。

世の中多事多端ですが、酷暑の終わりに、エアコンをつけながらも、狭い庭の自然の様子に夏から秋への気配を感じているところです。

「田んぼダム」と国土強靭化

2023年07月25日 14時12分11秒 | 環境
今日の朝日新聞に福岡県久留米市の「田んぼダム」への取り組みの話が出ていました。九州は線状降水帯が出来ることが最近多く、留米市も水害に悩まされることが多くなっているのはマスコミでも報道されています。

そうした中で、地元では暴れ川と言われる筑後川の上流の水田地帯で、大雨の危険のある時は、田んぼに出来るだけ水を貯めるようにして、下流の水害を出来るだけ小さくすることが出来ないかとし気付いのが始まりとのことです。

初めは「そんな程度で」という意見もあったようですが、市役所もその効果を認め関連組合なども協力し、参加する農家は急拡大しているとのことです。

もともと日本はモンスーン地帯に位置し雨量は多く、一方国土狭隘で脊梁山脈の裾が海岸近くまで達し平地は極めて少ないという地形です。

その脊梁山脈は冬には雪が多く、これは天然の貯水機能を担って、雪解けで、至る所に名水を湧き出させるという水資源の豊かな国なのです。

しかし、河川は、国土の狭さから、山から海までの距離が近いので急流が多く、梅雨や台風、今なら線状降水帯発生といった場合には、降った雨水は激流となって海にそそぐことになります。流量が河川の強度や容量を超えれば、洪水です。

こうした自然条件から、歴史的にも治水事業は極めて重要で、その最重要な方法は河川の縦の流れを網の目のような水路へ分散させえる事だったようです。
狭隘な谷から緩斜面の扇状地に入ると、出来るだけけ広い地域に網の目のように水路を分散させ、縦の水流を横や斜めに流して、潅漑の効果と水害防止を目指したようです。

こうした日本人の知恵と努力の跡は日本各地にみられますが、私が第二次大戦中に疎開した村でも、急流から水を引き、網の目のように小川を流し水田、畑、生活用水に使われていました。また各集落に1つは溜池があり、夏は子供たちの水泳の場でした。

今は上流の山の中にダムが出来、配水管が行き届いて潅漑の水は確保されるようですが、線状降水帯への対策は、各地にダムが増えても未だに不十分なようです。

それというのも、気候変動が日本人の予想を超えたものになって来た事が原因でしょう。
降線状降水帯のような豪雨には、今の状態では河川についても、都市の下水についても、現状では対応不十分という実態が明らかです。
そして気候変動はまだまだ進むよ言いうのが多くの専門家の予想です。

田んぼダムは、ささやかでも直接に効果を持つ日本伝統の手法を今に生かそうという試みです。農家の心意気を感じるところです

東京に地下には遊水地も出来ているようですがこれからは、地上、地下を問わず水害を防ぐ遊水、貯水の空間も、河川改修などとともに必要になるのではないでしょうか。

一部にはミサイルに対する地下施設を早く作れという意見もあるようですが、ミサイルは外交交渉で防ぐことも可能ですが、線状降水帯はもう毎年来ているのです。
今の政府はどんな風に考えているのでしょうか。

盛夏、待ちに待った地球柑が成長中です

2023年07月23日 10時47分27秒 | 環境
ゴールデンウィークの真っ只中の5月2日。この日はウィークデイでしたね。この日のブログのタイトルは「我が家の地球柑の嬉しい話」です。

そこでも書きましたが、鉢植えの地球柑(しまだいだい)を、何とか大きく育て沢山実が付いているところを見たいものだという事で花壇の脇に地植えにしたのです。

鉢植えの地球柑を地植えにして木の丈が成長を始めた年から、全く花が咲かなくなりました。もちろん実はなりません。

やっぱり自然は正直で、枝々に実を付けるには、幹を太くし、枝々も丈夫にしなければならないのでしょう。その準備が出来るまで待つことになるのかなと考えたりしていました。

こちらも歳ですから、早く花が咲くようにならないかと些か焦りながら6年待ちました。そして今年やっと花が咲いたのです。

花は枝々に無数に咲いたのですが、鉢植えの時から花は沢山咲くけれども実の付きは決して良くない事は解っていますので、今度の心配は、うまく 実に「結実」してくれるかでした。

花が散るとそのあとは無数の小さな緑色の球になるのですが、それがどんどん落ちで枝の下は小豆を撒いたようになりました。

そして、その中からしだいに直径7~8mmから1cmぐらいに大きくなるのが見え始め、これでなら随分残るかのと思いきや、今度は1cm~1.5cmぐらいの多少縞模様が出てきた小さな実がぽろぽろと落ち心配させるのです。

それでも結局20個ほどは立派な地球柑に成長して、地植えにした時にイメージしていたような「枝々に地球柑が実のる立派な木」の姿を6年の長い待ち時間の後に、ニコニコしながら見られることになりました。(写真は木の最上部です)



秋までにはそれぞれの 実が もう少し大きくなり、黄色と緑の縞ももっとはっきりして、見ごたえのある姿になるのではないかと思っています。、

我家のミニ菜園近況

2023年07月14日 14時34分41秒 | 環境
我家のミニ菜園近況
チューリップの花壇をミニ菜園に切り替えたのはゴールデンウィークの最中でしたが、今年は取り上げることが多かったのでしょうか、書いてありませんでした。

ミニ菜園の方は何とか順調で、キュウリ、ナス、ミニトマト、それぞれに育って、キュウリとナスは収穫期に入り、ミニトマトがようやく赤くなり始めました。

今年は寒暖の差が大きすぎるせいか、この辺りは雨が少ないので、ミニ菜園への水遣りが不足していたのか、育ちすぎたり、収穫が早すぎたりであまり見栄えのいい収穫物になっていませんが、自家消費には特に問題はありません。

気付かずに育ち過ぎのキュウリも


形のいいのは娘や息子が来ると土産に持たせています、それぞれに野菜が足りなくなったら来訪するだろうとの目論見ですが、余り上手くはいかない様です。

昨年豊作だったミニトマトは、比較的甘味の強い、少し細長い種類の苗を2本植え、それぞれ二本立てにして育てたところ、背丈より伸びて、現状、上の方は黄色い花の盛り中段は青い未だ小さい実がたくさんついて、下枝の方は昨日あたりから 実が色づき始めて、もう1~2日で真っ赤になるのかなといったところです。





近年の雨は、降る所には無闇に降り続き、降らない所は乾いたままと、昔とは違って大変バランスの悪いものになっています。埼玉までは降っても、都下国分寺はほとんど降らないのです。

こうした気象条件の偏りも、もともとは人間のなせる地球環境の変化のせいで、「人新世」などという地質学上の時代区分が出来てしまうまでになってしまった事によるのだろうかなど考えながら、自然災害の小さいことを願いつつ、我が家の小さな収穫に感謝する日々です。

ホタルは残念! 代わりに旬の花3題

2023年06月21日 11時55分41秒 | 環境
6月3日に、満を持したつもりで「今年のホタルは・・」を書きましたが、残念ながら今年も結果は失敗でした。庭の隅のU字溝に、去年はゲンジだけでしたが、今年はヘイケの幼虫も放流して、上陸、羽化を期待しましたが、去年のゲンジ7匹羽化までも行かず、ゲンジ2匹の羽化で、ヘイケはゼロという結果でした。

原因はU字溝の汚れかと思っていますが、来年は(鬼が笑そう)じっくり考えて改善し、ご近所の方達に「ホタルが出ました」と見に来て頂けるようにしたいと思っています。

そんなことで失意の中で、代わりに旬の花3題にさせて頂きます。

先ずは開き始めたアガパンサスです。家内がママ友のお宅の庭から頂いて来たのは何10年か前になりますが、毎年元気に咲いてくれます。



花冠に何10という花が開くのは、先日の写真の紫陽花と一緒ですが、アフリカ原産、アメリカ経由で洗練されたスマートな空色です。

昨年は同じ時期に咲いていた同じ属のアフリカ原産、ユーラシア大陸経由のルリフタモジ(瑠璃二文字)は今年はまだです。

2つ目はノウゼンカズラで、今年も良く咲いてくれそうです。



3年ほど前に、少し丈を低くしようと主幹を切り詰めたせいか、その後、蕾が開かずに落ちてしまう年がありましたが、昨年からは良く咲いてくれます。

お隣まで枝が伸びるのが欠点ですが、その枝は切ってお行儀よくしています。
長く垂れ下がる枝には何10もの蕾がついて、上から順に開き、最後は先端の1輪が残ります。橙色の花は夏空に良く映えます。

3つ目は極く小さな花です。秋に向って葉の数を増やしてきた秋海棠の間に、所々にピンクの小さな花が咲いたので、何だろうとよく見ましたら、カタバミの花でした。



そういえば、庭の隅で時に見かけるなと思いましたが、緑の葉の大きめなカタバミでした。
写真を撮って、拡大してみますと、素晴らしく綺麗な花でビックリです。こんなのが、品種改良で大きな花になったら人気が出るかと思われるぐらいです。

既に初夏の気配で、そろそろ矮性の百日紅の伸びた枝の先に蕾も見えてきました。これは秋まで咲いてくれて、まさに100日ほどの長い間、ピンクの花冠でミツバチや蝶を呼ぶでしょう。
こちらはまたの機会です。

今年の我が家のホタルはどうでしょうか

2023年06月03日 12時30分17秒 | 環境
今年の我が家のホタルはどうでしょうか
今年もホタルの季節になりました。
もう10年近くになるでしょうか、我が家では庭のU字溝に雨水タンクに溜めた雨水を少しづつ流し、そこでメダカとホタルを飼っています。
雨水タンクにはカーポートの屋根に降った雨が流れ込みます。

先日三鷹の野川公園では地元の人達の努力で、順調にゲンジボタルが羽化し始めたと新聞が報道していました。

野川公園を流れる野川の上流は私の住む国分寺で、そこでもホタル再生のプロジェクトが続いていて、我が家もその人達に学んでホタルの飼育に取り組んでいます。国分寺の羽化もそろそろでしょう

嘗ては、私も、採卵、飼育、U字溝に放流、上陸、羽化、捕獲、採卵のサイクルをやっていましたが、歳のせいで、昨年からは羽化したホタルは放置して、U字溝の再生環境に任せることにしました。
その代わり、毎年、幼虫を適時に買ってU字溝に追加放流することにしたのです。

昨年はゲンジの幼虫だけ購入、羽化はこのブログでも報告しましたが7匹でした。
今年は、少額の予算ですが、ゲンジ、ヘイケ両方の幼虫を買って春の内に放流して、6月初めにはゲンジが羽化、下旬にはヘイケが羽化という予定で、この所毎晩、8時過ぎにはU字溝の周囲の草むらを点検しています。

今日あたりは雨上がりで、蒸し暑くなれば、ゲンジの羽化第一号が出るのではないかと期待しているところですが、どうでしょうか。

したはざっそうにおおわれたU字溝の周りです。


ゲンジは垂直なセメントの壁でもでも登りますが、ヘイケは斜めでないと登らないという事で、U字溝にはヘイケの上陸用にドクダミなどの束を入れてあります。
奥の右側に黒緑色に見るのが250m³の雨水タンクです。

庭の片隅、今年はアジサイ(紫陽花)が元気

2023年05月27日 14時48分33秒 | 環境
庭の片隅、今年はアジサイ(紫陽花)が元気
我家の狭い庭の西側塀際のアケボノの脇にアジサイが植えてあります。

アジサイの枝は結構伸びるもので、塀越しに隣家に延びていくので、昨年は思い切って塀際の枝を切ってアケボノ脇の方に出て来るようにしました。

そのせいで、今年はススキの株の後ろ、アケボノの隣に枝が伸びて来て大きな花が沢山咲き始めました。

このブログでアジサイの写真を載せたことはなかったようで、こんなに花をつけるとは思っていませんでしたので、アジサイの花が一番賑やかに見えるような角度で写真を撮ってみました。



あまり天気が良いので光の反射が強く白っぽくなってしまうのが残念ですが、余り加工しない方がいいと思ってそのまま載せることにしました。

狭い庭ですので、この辺りはもともと白ヤマブキが植えてありました。アジサイの葉と白ヤマブキの葉が入り混じって、それに野生の自然薯の弦が絡みついて藪になってしまっているのですが、アジサイはその上に伸びてて花を咲かせています。

アジサイの花冠は沢山の花が丸く纏まっているので、どのくらいの数かとアップの写真で、ざっと数えてみましたが、花冠の大小はありますが、大きな花冠では300から400ぐらいもありそうです。



カルミヤの花、アジサイの花、サルスベリの花、アガパンサスの花、我が家の花も小さな花の集合体が立派な花冠になっているものが結構あります。

自然は手抜きなどはしないで、キッチリ造化(造花)の作業をしてくれるのですから本当にありがたいものだと思います。

低い枝には未だこんな蕾もありますので、当分楽しめそうです。


緑の日ですが、今日は花二題です

2023年05月04日 21時37分34秒 | 環境
温暖化の影響が徐々に出て来るのでしょうか、今年は早めに暖かくなり、花の時期も一週間前後ぐらい全体的に早いようです。

4月の15日、早春から順に咲いてきた花を並べましたが、最後に久留米ツツジとアケボノが妍を競うところをご紹介した。

アケボノは狭い庭の西の端で、東の端はアケボノの兄弟分のオオムラサキで、毎年アケボノより10日ほど遅れて満開になります。先週がオオムラサキの満開の日々でしたが、現役の頃から、この時期は、朝、玄関を出るとき、元気がもらえる日々でした。

玄関の南側に嵌めこみのガラス窓があって、居間から玄関に出ると満開のオオムラサキの濃い赤紫が目に染みるのです。

ああ、今朝もオオムラサキが綺麗だなと思って駅に向かうのですが、あるとき気が付いたのがオオムラサキの手前に柘植が伸びていてこの時期新芽が伸び、その緑が窓枠芸術のべースになっているという事でした。こんな景色です。(先週撮った写真)



柘植の新緑は、気が付けば素晴らしい緑で、その緑とオオムラサキの濃い赤紫の二段構造が西湖は蘇堤の「千里鶯鳴いて緑紅に映ず」の如くです。(些か大袈裟ですが)

オオムラサキはすでに散りはじめ、下のホタル養殖用のU字溝はメダカの姿も見えない程のびっしりの花筏です。

ところで、玄関を出てすぐ左側では、今日がカルミヤ満開の初日です。
このカルミヤも何回か触れていますが、根元から日本に分かれた南側の幹が昨年枯れ、幸い残った方は元気で、少し背丈を伸ばし、今年も可愛い花を沢山つけてくれました。



カルミヤの花というのは本当に繊細で、直径1.5cmほどの小さな一つ一つの花が、一輪だけ見ても、正に造化の妙と感じるような精密な設計で、拡大してみると、自然の花というよりイヤリングか何かにしようと誰かが工芸用プラスチックで仕上げた製品のような感じです。



そんなことで今年も一輪の拡大写真をお見せしました。
世界が平和で、こんな花々を見ながらのんびりした老後なら本当にいいなと思うのですが、人間にはまだ「競い」より「争い」を好む人が結構いるという事でしょうか。

狭い庭でも花いっぱいの春です

2023年04月15日 16時07分01秒 | 環境
今日は土曜日、天気が良ければ撮り立ての花々写真をと思っていましたが、天気予報では1日雨だという事でした。
そして天気予報は、全く正確で、朝起きて窓を開けると「あ~やっぱり雨」でした。

写真は、天気予報を見て、今盛りの花は昨日のうちに撮っておきました。唯一撮り忘れたのは玄関脇の「木香薔薇」でした。これは今日の雨の中で。

昭和38年(1965年)都下国分寺のこの場所に居を定め、狭いながらも庭があるので、当時はやっていた「花いっぱい運動」の見本のような家にしようという家内といろいろ植えてきました。
今は手入れも行き届かないままに、花々の栄枯盛衰の果てに残っている春の花を楽しんでいるといったところでしょうか。

春はリュウキンカの開花と共に始まります。

そしてヒマラヤユキノシタもう何10年も西側の隅で咲いてくれています・

茶花の貝母は随分増えました。

ホタルが上陸羽化する藪では貝母の隣に、ハナニラが白く尖った清楚な花の群生を見せています。

今年はドウダンツツジの花が良く咲きました。

この藪には、この何年かムラサキスイセンが侵入して来ています。

全盛を誇っていた白雪芥子は南の塀際に押しやられ、それでも元気で真白な花を点々と散らしています。

西側の隅では久留米ツツジが咲き分けの赤白の花を塀沿いに伸ばし、その上は伸びたアケボノが今満開の花をびっしり咲かせています。

そしてその下、伸び始めたススキの後ろには絶滅危惧種でしょうかウラシマソウが長い釣り竿(釣り糸?)を伸ばしています。

アケボノの満開に時期が過ぎる頃には、反対側、東側のオオムラサキが咲き始めるでしょう。

小さな花壇、チューリップ満開

2023年04月04日 14時20分34秒 | 環境
東京都下国分寺では、桜は先週後半が満開でした。
国分寺から流れて、崖線沿いに狛江で多摩川にそそぐ野川には桜の花びらが流れ、我家の玄関先にも、何処からか桜の花びらがちらほら風に舞う春爛漫のきのう、きょうです。

朝から日光燦々の今日は、リュウキンカに占領されていた小さな花壇に、いよいよチューリップが満開を迎えています。

この花壇の様子については、今年はちょっとした異常事態で、その状況は第一報第二報と二度にわたり心配しながら報告して来ました。

そして今日は最終報告です。
結果は上々で心配は全くの杞憂という事になりました。下の写真でご覧頂くとおりです。



全盛だったリュウキンカンの黄色い花と、咲き始めたチュウリップの共存は一時で、春たけなわになるとリュウキンカの季節は終わり、先週末からは次々と開くチューリップの花の下で、別れを惜しむリュウキンカという事になりました。

開いた花を見て、昨年寒い中で、赤白の列、黄色の列、紫とピンクの列と一応3列に植えて、手前は赤と黄色のツートーンを横に二の字に植えていた事を思い出しました。

丈の高さは不揃いですが赤が圧倒的にせい高です。低かった紫も今日は随分伸びて来ています。
几帳面に、夕方になると花弁をすぼめ、翌日陽に当たると大きく開く動きを繰り返して今週中ぐらいは、毎日妍を競う姿を見せてくれるでしょう。まことに結構な季節です。

玄関の脇に毎年出て来る原種のチューリップが、何故か一輪右上の角に咲きました。トリミングの圏外になってしまったので、花のアップを付け加えておきます。


チューリップも負けじと頑張っています

2023年03月19日 15時44分38秒 | 環境
今日は日曜日、朝起きると、昨日の雨とは打って変わって上天気です。

狭い庭も、良いおしめりで雑草も急に伸び、早速草むしりが必要になりそうです。

ミニ花壇の様子を見ますと、こちらは勝手に生えてきた一面のリュウキンカが、これも急に育って葉も大きくなり、一面に黄色い花をつけ始めています。

チューリップ用の花壇のつもりが、今年は、差し当たって、リュウキンカを育てるための花壇になってしまったようです。

一方チューリップの方は、先日はまだ、ところどころで伸びて来たな、という感じでしたが、今日写真を撮ってみますと、一応、3列に植えた形に葉が伸びて来ています。



チューリップも負けじと頑張って、ひと花もふた花も咲かせようとしているようです。
一面のリュウキンカの中から大きく伸びて一段高い所に、色とりどりの花を咲かせようとチューリップらしい気位の高さを示そうというのでしょうか。

いずれにしても、こちらは、両方とも元気に伸びて、それぞれの綺麗な花を咲かせてくれれば大喜びです。

これからひと月ぐらい、リュウキンカとチューリップの花の競い合いを見られるのであれば大いに結構と楽しみにすることにしました。

折に触れて、どんなことになるか、また、ご報告したいと思っています。

狭い庭はリュウキンカ全盛の気配

2023年03月14日 13時40分22秒 | 環境
昨日は寒冷前線が西から東に抜けていき、大分雨が降って、風向きは南風から北風に変わり、今朝の外気は、昨日の14℃から7℃に下がりました。

朝方は曇りでしたが10時過ぎて綺麗な青空になり、暖かい日差しでよい春の日にありました。

桜が一層早くなるかな、などと思っていましたら、ニュースで日経平均が700円近く下げていると言っていました。
シリコンバレー銀行に続いてシグネチャー銀行も破綻という事で新興中小銀行でもそれなりの資金量を持てば、マネーゲームの成功を夢見て「巨大な想定元本」の取引をするのでしょうか。

アメリカ政府は大変心配なようで、何はともあれ預金は100%保証と言って金融危機につながることを徹底して避ける気配です。
この辺りは、バーナンキさんの、金融危機は徹底した金融緩和で救えるというリーマンショックの経験を早速に活かす動きのようです。

これで今日の天気のように青空になればいいのですが、問題は破綻した銀行の中身でしょう。当局の監督が甘かったという指摘もあるようです。

青空になった我家の狭い庭では、昨日の雨で雑草も含めて緑が増え、陽光に光っていますが、小さな花壇では困った事が起きて来ています。



春はチューリップ、夏から秋はきゅうり、トマト、茄子のミニ菜園のつもりですから、昨年も11月に、チューリップの球根80球を買って、3列にびっしり植えました。

掘り返して綺麗に整地し、肥料も撒いて球根を植えこれで来年も綺麗なチューリップ観賞と思っていました。
ところが、暮のうちから花壇一面に一面にリュウキンカの芽が出てきたのです。

我家では、何故か至る所にリュウキンカが出て来るのですが、整地した花壇に、寒さの中でも光沢のある小さな濃緑の葉が春先になるとびっしりです。抜くのは大変ですし、チューリップの芽にも傷つけたくないという気もあって放置しました。

どうせ1年目では花も咲かないリュウキンカの葉の中から、背の高いチューリップが伸びて来て、緑の絨毯の上にチューリップの花が咲くのもいいかもしれないなどと考えていました。

確かにチューリップの芽は並んで出て来ました。しかしリュウキンカの成長は予想外に早く、よく日の当たる所は花が咲きだしています。

一方、チューリップの方は、何か育ちが遅く、なかなかリュウキンカの上に伸びてこないのです。上の写真は、今日現在のもので、負けそうなチューリップが一生懸命リュウキンカの葉の間から背丈を伸ばそうと苦闘しているところです。

これでは今年は「咲いた、咲いた、チューリップの花が、並んだ、並んだ・・・」とはいかないかもしれません。

これでは、結果はどうなるのか解りません。
しかし、どうなるにしてもリュウキンカは元気に咲き、多分チューリップも、後から頑張ってそれなりに綺麗な花を見せてくれるのではないでしょうか。

自然にお任せすれば、「結果自然也」で、「それも良かったな」と思えることになるのだろうと素直に自然の働きを見守っていようと思っています。

春たけなわの日曜日です

2023年02月19日 16時18分43秒 | 環境
桜には早いですが、今日は、春本番の暖かさの日曜日です。

世界中多事多端で、心の休まる暇もなく、人間というのは、仲良くすればいいのに、何でこんなに争いをするのだろう思うばかりです。

お蔭でこのブログも、世の中に注文を付けるような事ばかりなってしまっています。困った世のなかになってしまったものです。

「世界が全体幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得えない」と言ったのは宮沢賢治(農民芸術概論)ですが、そこまでの境地にはとても届かない凡人は、やはりささやかな安息の時を持ちたいという気にもなろうというところです。

たまたま先日気付いたのですが、何年振りかでセロジネという蘭の花が窓際で咲きました。
以前、家内が育てていたもので、手入れが大変なので放置状態だったものを、居間の窓際に持ってきて、加湿器の水注入と共に水をやっていたら、今年一本だけですが花芽が出て、花が咲いたのです。植物は正直なものです。



セロジネの花が咲いて喜んだついでに、今年も狭い庭に咲いている花の記録だけはしておこうと思い、昨年末からずっと咲いている日本水仙と、この2、3日咲き出したリュウキンカの花の写真を撮ってきました。





ついでにホタル飼育用のU字溝を除いて見ましたら、オオムラサキの落ち葉がいっぱい浮き沈みしている間を、昨年孵化した白や赤のメダカが元気に泳いでいました。(メダカが小さくて写真が撮れません)

何のわだかまりもなく、こんな自然をのんびりと堪能できる日が早く来てほしいと、つくずく思いながら、それでも、やっぱり今日は良い日です。


季節に背いて1輪だけの返り咲き

2022年10月24日 15時30分19秒 | 環境
この所あまり良いニュースはありません。
中国では習近平が、いよいよ独裁体制を固めてきたようですし、ウクライナはロシアが発電所などのインフラを狙ってミサイルで攻撃、人びとの日常生活の破壊を進める様相です。

国内を見れば、政府と日銀の金融政策の食い違いは放置され、政府は効果不明の円買い介入を繰り返し、野党は物価上昇に補助金要求ばかり。与野党とも、まともな政策はなく後追いパッチワークで混乱は深まるばかりです。

岸田総理もあまりの支持率低下に慌て、拉致問題や旧統一教会問題で世論に応えようとしているかに見えますが、本当にやり切る決意なのでしょうか。容易ではなさそうです。

天気の方も2日ほど秋晴れでしたが、今日はまた雨、百日紅やのウゼンカズラの枝を伐ろうと思っていましたが、木の葉も枝も濡れています。
   
枝伐りを諦めたところで気がついたのはオオムラサキの狂い咲きです。
この時期オオムラサキでは毎年ですが1輪から数輪の狂い咲きが見られます。もう今年もその季節か、それにしても天気が悪いなと思いながら今年は何輪かなと探してみましたが、残念ながら1輪だけでした。



狂い咲きが一般的な用語のようですが、小学唱歌の「冬景色」では『げに小春日ののどけしや、返り咲きの花も見ゆ』と「返り咲き」と言っています。
この方が言葉遣いとしては良いような気がしますが、如何でしょうか。

ネットで「狂い咲き」の原因を見ますと、花芽には開花抑制のホルモンがあって、寒さでそれが壊れて、暖かくなると花が咲く、寒暖の異常な変化で起きる、などという解説がありますが、これは寒暖の差などで一斉に咲くような場合で、何輪かだけ狂い咲きという場合の解説はありませんでした。



それにしても1輪だけ、完全な形で綺麗に咲いてくれるのは、何か面白くて大変有難い感じがするものですから写真を撮ったり、ブログに載せたりしたくなります。

今年の「バケツ田圃』<完結編>

2022年09月11日 11時19分40秒 | 環境
皇居で天皇陛下が稲刈りをされたというニュースがありました。拝見して、鎌の使い方の鮮やかさに感嘆しました。
流石に日本国の天皇陛下です。

古事記によれば、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天孫(孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと))の地上(日本)への降臨に際し下された「神勅」の冒頭は「豊葦原の千五百秋(ちいほあき)の瑞穂の国は・・・」でして、「日本は豊かな稲穂のみのる国」という事になっています。(我々の世代は神勅は大抵暗記しています)

皇室が皇居内に田圃をつくり稲を育てるという優雅な儀式も、日本が、稲作によって立つ国という、古い歴史の思いを今に伝える奥ゆかしい伝統文化の象徴のように思えます。

それとは全く関係ないのですが、偶々今年、我が家では昨年秋に頂いた稲穂で、バケツ稲作を試みました。
このブログで何回か経過報告をしましたが、今回が最終回です。

前回書きましたように、少量でも籾から精米して食べるか、それとも、以前赤米を育てたとき、スズメ来訪に悩まされたこともあり、スズメを喜ばせた方がいいか家内と話し合っていましたが、結局「スズメを喜ばせましょう」という事になりました。
戦後食糧難の時、当時は農家の敵と目されていたスズメが重要なタンパク源だったこともあります。今になって供養です。

バケツ田圃の顛末の報告は、以下の写真をご覧ください。

穂が出始めたころ


穂は出ましたが籾はほとんど残っていません。


以下、スズメたちの喜んで活躍の姿です。