tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

72年前の8月15日

2017年08月15日 21時53分54秒 | 国際関係
72年前の8月15日
 今日は8月15日、終戦記念日です。そして日本中、今日は雨模様の天気の所が多かったようです。

 思い出せば、72年前の今日は、日本中、真夏の暑い日だったようでした。正午に玉音放送があると聞かされ、天皇陛下が何を言われるのだろうと大人たちは話していました。
 多くの人は「戦争に負けた」と言われるのだと話していたようでした。しかし、「日本国民は最後の1人まで戦え」といわれるのだという人もいました。

 疎開先で荷物を運ぶリヤカーを止めて、前の家のラジオで玉音放送を聞きました。ラジオの性能もあったのでしょう、言葉が国民学校の6年生には難しかったのかもしれません、沈んだ口調の放送を聞きながら、やっぱり戦争に負けたのかななどと思いました。

 放送が終わって、母が「この上戦争を継続せんか・・・」というように聞こえたところがあたから、やはり日本は戦争に負けたんでしょう、といったのを記憶しています。

 暑かったあの日に引き換え、今日は日本中が雨模様だったようです。天気も日本の今の様子を嘆いているのでしょうか。
 終戦で平和国家に生まれ変わった日本ですが、すでに政治の中枢には、あの戦争を体験した人はいません。

 折しも、北朝鮮と、アメリカの間の緊張はぎりぎりまで高まってきたように見えます。その中で日本はなにをしようというのでしょうか。
 迎撃ミサイルを配備していると言いますが、それがどの程度役に立つのか、多分、本当の所は誰も知らないのではないでしょうか。 勿論国民は全く知らされていません。

 戦争の結果を最もよく知っているのは、北朝鮮とアメリカのリーダーたちでしょう。北朝鮮も、かつての日本政府と同じように、アメリカに勝てると国民に放送しているようですが、数えられる程度のミサイルを持っている国と数えきれないほどのミサイルをもっている国が戦えば、どちらが勝つか、北朝鮮のリーダーも戦争は自殺行為だと十分知っているはずです。

 ならば、本当に戦争にはならないと思いつつも、何かしなければならない日本の政府です。何かしなければならないとすれば、それは 戦争に加担することではなく、72年前の教訓を生かして、日本だからこそできるといった、世界な納得するような行動が必要なのでしょう。
 日本は本来、 平和共存を実行してきた国という伝統も有るのです

 今の日本政府のやっていることを見ると、今の政府はあの敗戦から殆ど何も学んでいないように感じていますのは私だけでしょうか。