巨大台風、大雨・旱魃、山林火災、バッタ被害・・・
台風10号には驚かされています。最近、大雨のニュースで、線状降水帯などともに頻繁に使われるようになった「今まで経験したことのないような」という言葉が、今回は台風でも使われることになりました。
確かに中心気圧が915hPa予想というのは、いままで経験したことの無い低さでしょう。レーダーで見ても、はっきりとした目を中心に広がる渦巻き状の白雲の規模は巨大です。
恐ろしいのは、台風の規模が明らかに年々次第に巨大化しているという事です。
これは、カリブ海のハリケーンにも共通の傾向があることは、多くの人が感じているところでしょう。
フロリダやルイジアナの人達はハリケーン発生と聞けば、日本人と同じように戦々恐々なのではないでしょうか。
カリフォルニアでは今年、山林火災で5700平方キロメートルが焼失、人命喪失もあり、多くの住宅なども焼けています。原因は干ばつと落雷だそうです。
東京都の面積が2200平方キロメートルですから、いくらアメリカが広いとはいえ、大変なことでしょう。
昨年はオールトラリアでも大規模な森林火災が発生、東部の都市では煙に覆われる日が続いたようです。
中国は長江流域で洪水が発生、三峡ダムは満水以上と言われています。
台風10号は九州を襲いそのあとは朝鮮半島を直撃する様相ですが、韓国、北朝鮮の被害も大きくなるのでしょうか。
そしてこれは直接の天災ではありませんが、アフリカではバッタの大群が、食料や飼料の農作物を瞬く間に食い荒らすといった状況が発生しているとのことです。
この大発生も、アラビア半島を襲ったサイクロンが原因と見られています。サイクロンが砂漠に湿気を与え、バッタが大発生、海を越えてアフリカへという事のようです。
今地球は、新型コロナウィルスとともに、こうした異常気象を原因とする災害に全世界的に襲われているような状況ではないでしょうか。
地球温暖化、海面上昇という長期課題に地球をあげて取り組む中で、すでに現実問題として、調所に多様な問題が起きているという事でしょう。
そうした中で、ハリケーンや森林火災の被害にも拘らず、アメリカが気候変動条約、パリ協定から正式に離脱を通告しています。
直接の原因は、アメリカの負担が大き過ぎるという事のようですが、こうした問題こそ、世界が足並みをそろえて、取り組むべき問題でしょう。
戦後、世界の覇権国、基軸通貨国として、国連本部をニューヨークへ持ってきたアメリカです。やはり世界のリーダーとしての見識と政策を持ってほしいと思うのは世界の多くの国の共通の気持ちではないでしょうか。
国連常任理事国の状況は四分五裂かもしれませんが、国連の最高決議機関は国連総会でしょう。アメリカが国連総会決議をないがしろにしていることは世界の大問題です。
地球人類の在り方を民主的なものにしていくためには、国連の民主的運営が必須でしょう。
国連を主導するのは、全体主義の独裁国家ではなく、民主主義国家でなければならないことは当然でしょうから、現状ではアメリカ以外に恐らくないのでしょう。
折しもアメリカは大統領選挙戦ですが、そのアメリカが、自国中心主義を旗印にするようなことでは、地球環境、人類社会の「持続可能性」は危殆に瀕するでしょう。
今やアメリカの盟友であり、国連中心主義を標榜してきた日本は、アメリカに対して率直にものを言わなければならないのでしょう。ところで、日本にはそれが出来るでしょうか。
台風10号には驚かされています。最近、大雨のニュースで、線状降水帯などともに頻繁に使われるようになった「今まで経験したことのないような」という言葉が、今回は台風でも使われることになりました。
確かに中心気圧が915hPa予想というのは、いままで経験したことの無い低さでしょう。レーダーで見ても、はっきりとした目を中心に広がる渦巻き状の白雲の規模は巨大です。
恐ろしいのは、台風の規模が明らかに年々次第に巨大化しているという事です。
これは、カリブ海のハリケーンにも共通の傾向があることは、多くの人が感じているところでしょう。
フロリダやルイジアナの人達はハリケーン発生と聞けば、日本人と同じように戦々恐々なのではないでしょうか。
カリフォルニアでは今年、山林火災で5700平方キロメートルが焼失、人命喪失もあり、多くの住宅なども焼けています。原因は干ばつと落雷だそうです。
東京都の面積が2200平方キロメートルですから、いくらアメリカが広いとはいえ、大変なことでしょう。
昨年はオールトラリアでも大規模な森林火災が発生、東部の都市では煙に覆われる日が続いたようです。
中国は長江流域で洪水が発生、三峡ダムは満水以上と言われています。
台風10号は九州を襲いそのあとは朝鮮半島を直撃する様相ですが、韓国、北朝鮮の被害も大きくなるのでしょうか。
そしてこれは直接の天災ではありませんが、アフリカではバッタの大群が、食料や飼料の農作物を瞬く間に食い荒らすといった状況が発生しているとのことです。
この大発生も、アラビア半島を襲ったサイクロンが原因と見られています。サイクロンが砂漠に湿気を与え、バッタが大発生、海を越えてアフリカへという事のようです。
今地球は、新型コロナウィルスとともに、こうした異常気象を原因とする災害に全世界的に襲われているような状況ではないでしょうか。
地球温暖化、海面上昇という長期課題に地球をあげて取り組む中で、すでに現実問題として、調所に多様な問題が起きているという事でしょう。
そうした中で、ハリケーンや森林火災の被害にも拘らず、アメリカが気候変動条約、パリ協定から正式に離脱を通告しています。
直接の原因は、アメリカの負担が大き過ぎるという事のようですが、こうした問題こそ、世界が足並みをそろえて、取り組むべき問題でしょう。
戦後、世界の覇権国、基軸通貨国として、国連本部をニューヨークへ持ってきたアメリカです。やはり世界のリーダーとしての見識と政策を持ってほしいと思うのは世界の多くの国の共通の気持ちではないでしょうか。
国連常任理事国の状況は四分五裂かもしれませんが、国連の最高決議機関は国連総会でしょう。アメリカが国連総会決議をないがしろにしていることは世界の大問題です。
地球人類の在り方を民主的なものにしていくためには、国連の民主的運営が必須でしょう。
国連を主導するのは、全体主義の独裁国家ではなく、民主主義国家でなければならないことは当然でしょうから、現状ではアメリカ以外に恐らくないのでしょう。
折しもアメリカは大統領選挙戦ですが、そのアメリカが、自国中心主義を旗印にするようなことでは、地球環境、人類社会の「持続可能性」は危殆に瀕するでしょう。
今やアメリカの盟友であり、国連中心主義を標榜してきた日本は、アメリカに対して率直にものを言わなければならないのでしょう。ところで、日本にはそれが出来るでしょうか。