東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

東北戦講評

2009年12月25日 20時48分22秒 | Weblog
浅田です。

ヨットレースは楽しいと言う意見が多いですが、
その通り。レースは楽しい。見てても楽しい。

リコールにはなったけれど、
松木くん、田島さんのほぼトップスタート、
東郷くんのセーリングの成長や、悠人くんのセンスフルな走り、
宇田川さんの指示による早野くんの上一スタートおよび
強風レースでのもう少しでのノー沈完走など、
全体成績はぱっとしなかったけれど、
明るい材料があり、今後に期待が持てる内容に、
全日本への道が見えたような愉しい気持ちで、日曜は家路につきました。
(悔しいというのはいいけど、成績のことでいちいち 謝るのはおかしい。君たちのレースだから。)

気づいたことを3つ。

(1)バックの練習
スタート時にバックしたときの対処ができない艇多し。
メインストッパーをして、縦横無尽にバックできる逆舵の練習をすること。
あわせて、以前言った走り出し、ストップの練習も。

(2)ルールと天気の研究
みなさん、ルールブックとケースブックは持っていますか?
まず、下マーク廻りのタクティクスを盤石にするため、
研究の余地ありです。
ケースブックの7,59,63,75,105を研究すること。
ISAFのHPから無料でPDFが入手できます。
(ただし英語)
http://www.sailing.org/9506.php

天気図を書く、あるいは調べた情報をプレゼをするなど
天気情報を共有化するルーチンを確立すること。
ルーチン確立はレースにつながります。
(古い天気図をいつまでも貼っていないこと)

(3)合宿所をきれいにして新年を!
畳の表替えをLB会に打診しています。
古いテレビ、パソコン、マストなど、
捨てられる物はこの際捨てて、きれいにして新年を迎えてください。

(4)メンタルタフネスについて

メンタルタフネスは、速く走るには非常に重要です。
受験競争を勝ち抜いてきた東大生が他校に抜きん出ているところでしょう。
具体的には、メンタルタフネスに関する書籍が沢山出ているので、研究してください。

座禅もメンタルを鍛えるのに役立つと思います。
家でも合宿所でもできます。
http://www.jyofukuji.com/ibento/zazen/zazen.htm
建長寺の座禅会は以下の通り。
少数(5名程度)で参加して見てください。
時間に遅れないなど、マナーを大切に。
http://www.kenchoji.com/

レースでいかに集中するか、それは
インクラインの姿勢を確実にして、頬にあたる風に集中することです。
目から入る情報、ブロー、テルテールの情報も大事です。
併せて、頬にあたる風の情報は非常に大事です。
ヘルムにかなったハンドリングのために、
エクステンションを持っている手の力を抜いて、頬にあたる風に神経を集中してごらんなさい。