東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

アッチーとの一日

2010年08月28日 21時20分46秒 | Weblog
毎度今晩は、武尾です。

今日は470個戦と女子インカレスナイプ級が開催されました。

レースの風況は

1R 200度設定 ハーフトラ~フルトラ
2R 180度設定 ハーフトラ~フルトラ
3R 180度設定 フルトラ~オーバー

でした。

第一レースは始めから200~210度位の風が吹いていてこれは左に振れそうだと思ってたら、左に振れ始めたのですが、運営側がブラックゼネリコが嫌いらしく、黒色旗→AP旗と言う謎の伝家の宝刀を三回くらい繰り出したためそのうちに右振れが入ってきました。

第二レースは左に振れ戻って安定した感じの風

第三レースはさらに左に振って驚異の下有利。設定角と風が今ひとつあっていませんでした。

今日のスタートラインはとても長く、見通しもわかりにくくて実は良く分かりませんでした・・・


さて、自艇はと言うとレースデビュー戦にも関わらず学連学連と練習不足甚だしいアッチーとのレースだったので、

・スタートは上から出てすぐにタック
・上マークは大回りをする
・リーバウタックは打たない

の三つを徹底して臨むという、普通の選手的にはあり得ない手法を選択しました。

なぜなら
・アッチーもレースに出る以上、レースの雰囲気を分かってほしい
・しかし混み合ったスタートや上マーク回航は練習不足で危険極まりない

ということを考え抜いた末の?結論でした。

今日のアッチーは頑張りました。が、レースの重要な点を色々削った一日だったのでこれから色々練習していってください。ま、そんな状態で上半分にはいったんだから大したものです。

では本日の結果です。
470個戦
23位 4096 川口・小山
39位 4175 伊東・武尾
47位 4301 東郷・金田

本日の出場艇数は89でした。

女子スナイプ
6位 29279 田島・宇田川


武尾優



明日は諸事情により東郷と出ます。多分。安定して20番以内に入れるようにしてあげたいです。頑張ります。

スナイプ個戦

2010年08月28日 00時21分45秒 | Weblog
こんばんは。
江ノ島練の期間がラストスパートを迎えていることに、若干の寂しさを感じている2年の石川です。
遅れましたが、先週の土日に行われたスナイプの個戦の反省を書きたいと思います。


2日それぞれ4レースずつ、合計8レースが行われ、僕はスキッパーの1年の塩島と28511で出艇しましたが、
結果は55位でした。
ただ前に武尾さんが書かれているように、第1Rは7位と非常に良い成績でした。
塩島のスピードや上り角は他のトップ校と比べても良いので、2R目以降生かせるようにさせることができなかったのが、悔しいです。


1日目は大きな左振れの順風、2日目は徐々に左振れで風速も徐々に上がり最後はかなりオーバーとなる風の中レースが行われました。
2日とも振れタックが重要となると思われる南風でした。


第1レースの勝因は、スタートが素晴らしかったこと、フリーで上突破やマーク際の内側を取られることがなく順位を落とさなかったこと、
2上のコースが左振れのスタボロングでコース取りが簡単だったことなどです。
やはり良いスタート(上艇も下艇も置いていく感じだと思うのですが、どうでしょうか?)が切れたときには、結果も良くなってくるようでした。


2R目以降順位を落としてしまったのは、上マークアプローチのコース引きに失敗してしまったことが大きいです。
2R目は1R目のように良いスタートが切れず真ん中ぐらいの順位で上マークに到達したのでポートアプローチを試みたのですが、
なんとなく先に上マークを回航している艇団の影響による乱れた風と、かなり乱れた波の中を走っていて、スピードが思うように出ませんでした。
そこで3R目以降は少し遠めからスタボアプローチを試みたのですが、今度は前に次々入ってくる船のブランケと下振れによって上マークが回れなくなってしまいました。
そしてこの日は上マークのマークタッチを何回か繰り返してしまいました。
やはりスタボアプローチは前に次々と船が入ってくる度により上にタックしていかなければならないことを考えると、
1上の順位が微妙ならポートアプローチの方が良いのではないかと思いました。
ただポートアプローチなら、多少順位を下げてもスタボの艇団きっちり避けて、またどの船の前でレイラインに乗せるかをきっちり考えなければならないとも思いました。
欲張って中途半端にレイラインに乗せようとしたらスタボ艇が来て早めにタックせざるを得ず、結局上マークが回れなかったことがあったので。


スタートは良いイメージがつかめる様になりました。加速後すぐ下艇がリーバウほどの位置に来て、そのままずるずると落ちていくことがあったのですが、
加速を少し早めたことで改善されたように思います。


クローズの最中では、下振れや艇団、スピードにばっか意識が行ってしまって、スタボ艇を見落としてしまったことがよくありました…
もっとスキッパーが安心して乗れるよう、周りに意識を払うことを常に注意してやっていこうと思います。


また2日目はスタート直後のフレッシュの取り合いの中でのスタボ・ポートのケース(自分がポートで回りました)、
サイドマークで自艇が内側に入ったことに対してのプロテスト(結局レース後相手艇が抗議しないことを伝えてきました)など、
ケースを起こしてしまったことが残念でした。
もっと良く周りを見ること、無理のない範囲で攻めることの大切さを痛感しました。
2個目のサイドマークでのケースは微妙だった思うのですが、相手艇や呼応した他艇の怒声によって回らざるを得なくなってしまいました。
それぞれの状況を良く見て良く覚え、瞬間的に冷静な判断ができること、抗議や抗議に対しての弁解の根拠をきちんと述べられることなど、
自分に非常に足りない部分を反省させるものとなりました。


あまりまとまりがないですが、終わります。
周りの船や状況に注意することを第1目標として練習していきます。


成績は出たけれども…、
はたして、経済にいけるのでしょうか…?