こんばんは。2年の田原です。
9/19~23に和歌山で行われた世界選手権を振り返りたいと思います。
仰秀班は整備の為9/2からほぼ無休でワールドに向かいました。特に船底塗料を剥がすのに時間と労力を使いました。1月に塗りなおした時の反省を踏まえて電動工具を導入するなどしましたが、それでも丸5日もやり続けました。正直、二度とやりたくない作業です。全員皮膚が赤くかぶれてしまったので、次回する時は長袖長ズボンを徹底しなければと思います。
また船台の確保も大きな問題でした。関東中のj24が動くというこで1つも借りる先が見つからず、結局廃棄予定の船台を修理して持って行きました。こういうビッグイベントではかなり早い時期から動き始めないといけないのだなと痛感しました。
さて、ここからはレースについて反省したいと思います。
2日目の台風と最終日を除いては基本的にど微風〜軽風の中でレースが行われました。プレワールドの感触からスピードは十分あることはわかっていたので、あとはコースだろうと思って臨みました。
僕はマストハンド兼タクティシャンとしての出場でしたが、初日と4,5日目は助っ人で来てくださった塩島さんにコースをほぼ引いてもらいました。
前半は各レースともスタートに失敗して右に返したり艇団の下受けをするなど、タックを重ね、順位を落としていきました。風も弱く一旦真ん中に入ると風がないところを走るしかありませんでした。反省としては、U旗に対して少し臆病になりすぎていたこと、レース毎に右か左か決めてエッジまで出さなければならなかったことが出ました。端まで出すのはギャンブルになってしまいますが、下受けして寄せたりしても結局風のないところを走るだけでした。風が全体弱く、どっちに出すか決めにくい中でタクティシャンとしては辛いですが、それでもどっちか決めて出るところまで出るしかありませんでした。微風はとにかくフレッシュを走らなければと強く痛感しました。
3日目のシングルは2上で逃げタックの末右に出したところ、そこから神風が右から吹き、とんでもなく伸びました。これもフレッシュで走れるところまで出した結果でした。
そして最終日は少し風が吹き、軽風~中風ほどの風の中のレースでした。スタートは失敗したものの、行きたかった右に出すことができ、シングルで回航することができました。プレ同様に風があればスピードで前に出ることができ、前を走ることができました。
今回シングル3発、過去最高順位18位を取れたのは、基本的にスピードで負けなかったことと文字を一つもつけなかったことにあると思います。基本的なところですが、この二つがなければ不可能でした。
今回出た反省を踏まえ、仰秀班は11月の全日本に向けて精進していきます。
それでは失礼します。
http://www.wakayama-sailing.org/j24/result.html