東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

全日本スナイプ レース三日目

2016年11月12日 20時36分12秒 | レース反省

こんばんは。和歌山の江村です。

今日まで3日間、計7レースが行われました。結果は57艇中43-50-52-45-48-40-52となかなか前を走ることができずにいます。
 
では上位を走る人たちと何が違うのか?一番大きいのは「振れに気づいたときにすぐに有利になる海面に寄せているかどうか」だと感じました。
前にいる船の動きを見ていると、細かいリフト・ヘッダーでタックを返している、そのときのタックポイントも後ろの船を邪魔する位置で、艇団全体をカバーする、まあ基本的なことですね。
和歌山の海面は大小様々なリフト・ヘッダーが混在していて、ちょっとでも判断が遅れたり迷ったりしていると気付いたら逆海面が伸びてました、みたいなことが平気で起こる。実際今日のレースでも何度もそのような場面がありました。そのようなときに上位の人たちは逆海面が伸びていると気付いたら「すぐに」逆海面に寄せに行く。僕らは仮に逆海面が一時的に伸びていることに気づいても、その場で寄せに行くべきなのかそれともそのまま伸ばすべきなのかの判断に時間がかかってしまい結果として中途半端な場所を走ってしまう、または気づくのに遅れてしまい手遅れとなってしまう。そこが一番の大きな違いだと感じました。
今までは逆海面を見るのは1レグ4,5回くらいしかなかったのを、もっと意識して見る回数を増やす… この反省は半年前の個戦のときのブログにも書いたような気がします。成長できてませんね。どのように振れるか読めない和歌山の海面でのレースを通じて改めて逆サイドのケアの大切さを感じました。
 
今日のレースはスタートを積極的に出たため昨日一昨日よりも1上では比較的前にいくことができました。そこから徐々に順位を落とす形となってしまいましたが、上位争いのピリピリした雰囲気の片鱗のうちの片鱗を味わうことができたことは良かったと思っています。
明日は風が弱め予報でどうなるかはわかりませんが、さらにたくさんのことを学んで帰りたいと思います。
 
じゃあ寝ます