お久しぶりです。仰秀2年の田原です。先日葉山で行われたJ24全日本選手権を振り返りたいと思います。
まず結果から報告いたしますと、仰秀は11-12-7-7-8-2-14-5 総合9位で、史上2回目のシングルを取ることができました。松山さん、本当にお疲れ様でした。
今回のメンバーは前からバウマン工藤、マストハンド磯野、タクティシャン田原、ピット金澤、トリマー岡田、ベルムスマン松山の、ワールドと同じメンバーで挑みました。最終日だけ工藤の代わりに助っ人で山本さんを呼び、僕がバウタクティシャンをしました。
共に練習してきたこともあり、動作には自信がありました。周りの社会人チームに個々の経験で勝てない我々にとって、クルーワークは大きな武器になりました。
まずはレガッタの3日間を振り返ります。(長くなります。ご容赦下さい)
初日は微風のため午後まで風を待ち、微風南風の中で1レースが行われました。1下まではシングルでまとめていましたが、2上からは風が完全になくなる瞬間があり、次に入り始める方にいた船が順位を上げるという、運頼みのレースでした。(ダウンレグでタックをしたのは初めてでした……)仰秀は順位を大きく落としましたが、なんとかDNFの前にフィニッシュできました。世界選手権でも同じ状況がありましたが、我慢して集中力を切らさずに走りきることの重要性を再確認しました。
2日目は時間を30分繰り上げて5レース! めちゃくちゃ疲れました… 軽風〜中風のシフティな北風で、葉山の鎌倉ブロー、逗子ブローの来る方に行った船が伸びる展開に。第2レースはスタート後の走りが悪く、後手後手のタックを繰り返し、1上から挽回できずに12位。
第3レースはスタートも悪くなく風に合わせて走りシングルにまとめられました。
そして第4レース。3位で2上を回航をしたものの、シエスタに下マーク際で追いつかれマッチレースに! ジャイブして逃げる仰秀は完璧な動きのシエスタに焦りが出てスピンを潰してしまいプロテストを受け、4着でしたが得点は7。非常に悔しいですが、シエスタチームとは圧倒的な差がありました。積極的にマッチレースに出るなどして、シビアな場面での動作を積まなければ、また負けると痛感しています。
第5レースは8着にまとめ、良い感触で第6レースへ。 良いスタートを切ったものの、ほぼ全艇が右へ向かう中ダボハゼに連れられて左へ。ヘッダーブローが来たところで返したところ、そこから爆伸び!何か間違えたんじゃないかと不安になるほど前に出て1上をトップで回航。1下でも反対艇団が伸びてると察するとすぐに返してトップをキープ。2上でも風、相手艇を抑えてトップを走りましたが、上マーク手前でへダーを走ってしまい、月光に抜かれて2位で回航。そのまま順位をキープして2位でフィニッシュ。
そして最終日。第7レースはスタートに大失敗して1上はドベ3。そのまま挽回できずに14位。このままでは終われないと誓った第8レースは2上のコースで月光について右へ行ったところ、風は右へ振れて4位で回航。3上でラルに抜かれて5位でフィニッシュ。
今回は3レースで叩いてしまいましたが、そのうち2つはスタートの失敗が大きく響きました。後ろを走ると、前を走る船に風を取られてしまうためフレッシュを走るためには端に出すしかなく、北風の中で振れタックの選択肢がなくなってしまいまい、挽回は厳しかったです。トップスピードオンタイムでスタートを切る重要性を、改めて再確認しました。
また経験豊富な社会人チームにもスピードでは負けないと自負して臨んだ今回でしたが、月光やラルなど上位の船の走りには遠く及ばなかったと思いました。アップレグで挽回するためには相手艇より速いことが必要で、またそのためのコースを引けませんでした。
もっと順位は上げられたと思う点は多々ありますが、一つにチームがまとまり、良いヨットレースが出来ました。応援、支援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
ここからはタクティシャンを半年やってみて、感じたことを書いていこうと思います。
タクティシャンをしていていつも思うのは基本に忠実に、ということで、スタートは失敗しないこと、フレッシュを走ること、タックは可能な限り少なくすること、リフトを走ること、ブローは掴みに行くこと、ロングを走ること、ディップはなるべくしないこと。こういう当たり前のようなことが大事で、セオリーに従えば悪いコース引きにはならないと思います。そして左右差がない、よく分からない時は真っ直ぐ突き進む勇気は大切だと思います。風や次の展開が見えないのは仕方がないので、レース後に他の人には何が見えていたのか聞いて、自分のデータベースに追加していくのが一番だと思います。こういう作業をしていって初めて見えないものが見えるようになったり、優先順位とかが見えてくると思うので、僕もまだまだこれから追加していきたいです。とにかくコースを引かないとタクティシャンは成長しないので、可能な限りレースに出まくるのが大切です。
来年はスナイプスキッパー修行、仰秀ヘルムスなど様々なことがあり内心ビクビクしていますが、楽しんで行こうと思います。
これからもヨット部は元気に活動して参りますので応援のほど、よろしくお願いします。
それでは失礼します
2年 田原
リザルトです
集合写真です。韓国からのチームも来ました!
まず結果から報告いたしますと、仰秀は11-12-7-7-8-2-14-5 総合9位で、史上2回目のシングルを取ることができました。松山さん、本当にお疲れ様でした。
今回のメンバーは前からバウマン工藤、マストハンド磯野、タクティシャン田原、ピット金澤、トリマー岡田、ベルムスマン松山の、ワールドと同じメンバーで挑みました。最終日だけ工藤の代わりに助っ人で山本さんを呼び、僕がバウタクティシャンをしました。
共に練習してきたこともあり、動作には自信がありました。周りの社会人チームに個々の経験で勝てない我々にとって、クルーワークは大きな武器になりました。
まずはレガッタの3日間を振り返ります。(長くなります。ご容赦下さい)
初日は微風のため午後まで風を待ち、微風南風の中で1レースが行われました。1下まではシングルでまとめていましたが、2上からは風が完全になくなる瞬間があり、次に入り始める方にいた船が順位を上げるという、運頼みのレースでした。(ダウンレグでタックをしたのは初めてでした……)仰秀は順位を大きく落としましたが、なんとかDNFの前にフィニッシュできました。世界選手権でも同じ状況がありましたが、我慢して集中力を切らさずに走りきることの重要性を再確認しました。
2日目は時間を30分繰り上げて5レース! めちゃくちゃ疲れました… 軽風〜中風のシフティな北風で、葉山の鎌倉ブロー、逗子ブローの来る方に行った船が伸びる展開に。第2レースはスタート後の走りが悪く、後手後手のタックを繰り返し、1上から挽回できずに12位。
第3レースはスタートも悪くなく風に合わせて走りシングルにまとめられました。
そして第4レース。3位で2上を回航をしたものの、シエスタに下マーク際で追いつかれマッチレースに! ジャイブして逃げる仰秀は完璧な動きのシエスタに焦りが出てスピンを潰してしまいプロテストを受け、4着でしたが得点は7。非常に悔しいですが、シエスタチームとは圧倒的な差がありました。積極的にマッチレースに出るなどして、シビアな場面での動作を積まなければ、また負けると痛感しています。
第5レースは8着にまとめ、良い感触で第6レースへ。 良いスタートを切ったものの、ほぼ全艇が右へ向かう中ダボハゼに連れられて左へ。ヘッダーブローが来たところで返したところ、そこから爆伸び!何か間違えたんじゃないかと不安になるほど前に出て1上をトップで回航。1下でも反対艇団が伸びてると察するとすぐに返してトップをキープ。2上でも風、相手艇を抑えてトップを走りましたが、上マーク手前でへダーを走ってしまい、月光に抜かれて2位で回航。そのまま順位をキープして2位でフィニッシュ。
そして最終日。第7レースはスタートに大失敗して1上はドベ3。そのまま挽回できずに14位。このままでは終われないと誓った第8レースは2上のコースで月光について右へ行ったところ、風は右へ振れて4位で回航。3上でラルに抜かれて5位でフィニッシュ。
今回は3レースで叩いてしまいましたが、そのうち2つはスタートの失敗が大きく響きました。後ろを走ると、前を走る船に風を取られてしまうためフレッシュを走るためには端に出すしかなく、北風の中で振れタックの選択肢がなくなってしまいまい、挽回は厳しかったです。トップスピードオンタイムでスタートを切る重要性を、改めて再確認しました。
また経験豊富な社会人チームにもスピードでは負けないと自負して臨んだ今回でしたが、月光やラルなど上位の船の走りには遠く及ばなかったと思いました。アップレグで挽回するためには相手艇より速いことが必要で、またそのためのコースを引けませんでした。
もっと順位は上げられたと思う点は多々ありますが、一つにチームがまとまり、良いヨットレースが出来ました。応援、支援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
ここからはタクティシャンを半年やってみて、感じたことを書いていこうと思います。
タクティシャンをしていていつも思うのは基本に忠実に、ということで、スタートは失敗しないこと、フレッシュを走ること、タックは可能な限り少なくすること、リフトを走ること、ブローは掴みに行くこと、ロングを走ること、ディップはなるべくしないこと。こういう当たり前のようなことが大事で、セオリーに従えば悪いコース引きにはならないと思います。そして左右差がない、よく分からない時は真っ直ぐ突き進む勇気は大切だと思います。風や次の展開が見えないのは仕方がないので、レース後に他の人には何が見えていたのか聞いて、自分のデータベースに追加していくのが一番だと思います。こういう作業をしていって初めて見えないものが見えるようになったり、優先順位とかが見えてくると思うので、僕もまだまだこれから追加していきたいです。とにかくコースを引かないとタクティシャンは成長しないので、可能な限りレースに出まくるのが大切です。
来年はスナイプスキッパー修行、仰秀ヘルムスなど様々なことがあり内心ビクビクしていますが、楽しんで行こうと思います。
これからもヨット部は元気に活動して参りますので応援のほど、よろしくお願いします。
それでは失礼します
2年 田原
リザルトです
集合写真です。韓国からのチームも来ました!