東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。
2019年3月10日、合格発表を経て東大生となる権利を得て、私は時間が有り余ると聞く"自由"な大学の生活の期待に胸を膨らませておりました。その時の私が、2ヶ月後の自分が週末が潰れる体育会のヨット部に入部していると知ったらどうするでしょう。恐らく物の怪に取り憑かれたと考えて除霊にやって来ましょう。テント列も運動会費支払いも素通りしたそんな私のヨット部との出会いはなかなかに運命的でした。
サークルオリエンテーションの日、写真撮影までに、計画性に溢れた私は見ておきたいサークル全てを回り終えていました。ですがなんと、写真撮影の時間がずれたのです。そこでどこかのサークルを見る必要性に迫られ、偶然ヨット部の先輩に声をかけられ時間つぶしで(ごめんなさい)話を聞くと、葉山で試乗会をするというではありませんか。私は海が好きで幼い頃葉山に海水浴で毎年のように行っておりました。つい感傷に浸った私は、上クラの落合さんのオリ合宿の帰りのバスでの座席を入れ替えてまでの熱烈な勧誘も経て、試乗会に行くことを決めます。小網代での試乗会も経て、大学生で時間があるからこそできる毎週末海に通う生活、つまり"自由"を謳歌していることを痛感させてくれる生活、そんな生活に憧れて入部を決めました。ヨット部への入部は、自由を失ったとも捉えうるが、ある意味謳歌しているとも捉えることができる。私は後者で捉えると腹をくくったのであります。出会いが運命的すぎて、多少適性でもあるのではなかろうかと浮かれた愚かな私を戒めるべく到来してくださったのが、船酔いでありました。風も弱く波も穏やかな初めて部員として乗った日、見事に船酔いして30分で撤退。慣れるから良いと前向きに捉えた自分のポジティブさに感動し、どんな人々をも前向きにする日本一の精神科医の適性でもあるんじゃないかとその日1日真面目に考えておりました。こんな夢は打ち砕かれました、次の日に。まず、繊細さに欠いておりました。舵の操作など、雑極まれり。押しすぎ引きすぎの繰り返しであり、よくわからないうちに上を向きすぎて停止します。しかも船上ですぐに焦ってしまうためこれらのことから、精神科医の適性はないなと翌日、痛感してしまいました。
ごきげんよう、東京大学文科三類の早苗薫です。出身は4年ぶりに東大生を輩出した東洋英和女学院です。大根田、素晴らしい紹介ありがとう。15年以上ピアノ、ヴァイオリンを習ってきて、ごきげんようを使えと言われた文化祭の受付でこんにちは、を貫き通した私は模範的なお嬢様ですね。物覚えが絶望的に悪く、自分でも驚いておりますが、自立の時だと自覚して頑張ろうと思います。これを書いております本日は、5回も沈いたしました。なのに沈起こしが下手すぎて萎えながら執筆しております。次は、自称クールな木下さんです。不思議の国のアリスにでもなったつもりで彼女のブログを読んでみてください!読み手の皆様を彼女の作り出す独自の世界へ誘うでしょう、乞うご期待!