東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

日本一美味しいマネご飯

2020年10月30日 23時58分00秒 | 引退ブログ

4年マネージャーの丹羽美森です。


「引退ブログ」をいざ書くとなると、何だか切なくなりますね。写真を見ながら4年間を思い返すと、いろいろな思い出が蘇ります。


私がヨット部に入ったきっかけは、女子新歓での、ある素敵な先輩との出会いでした。ヨットに惹かれたというより、その先輩に惹かれて、先輩のようになりたいという思いで入部を決めました。新歓も、もちろん楽しかったです。今でも鮮明に覚えています。また、高校までは習い事を最優先し、部活に入ったことがなく、そのことを後悔していたので、学生の間しかできない部活をやりたいという気持ちがありました。


ヨット部は部活であって、サークルではないので、マネージャーだから休んでいい訳ではないのですが、私は学内の茶道愛好会やボランティアに積極的に参加したり、卒業後教職に就くために小学校で働いたりと、部活を休んでやりたいこともやってきました。それなので、ヨット部第一で真っ直ぐにマネージャーを頑張ってきたわけではありませんが、そんないい加減な私が時々部活に顔を出しても、温かい雰囲気で迎えてくれ、その度に感激するとともにヨット部は私の居場所なのだなと思うことができました。


私のヨット部の好きなところは、何と言ってもアットホームな雰囲気です。こんなに仲の良い部活は、稀有だと思います。そして、部員全員がヨット愛に溢れていて、全力を捧げている、本気なところが素敵です。


今年度はコロナという未曾有の事態に直面し、同期プレイヤーは悔しいを超えて絶望的な気持ちだったでしょう。ですが、限られた時間の中で練習を重ね、最後までやり抜いた姿はとても誇らしく、かっこよかったです。


秋イン決勝数日前に、3年生マネのあみちゃんに手伝ってもらいながら4年マネで分担して作ったお守りを渡しに、久しぶりに葉山に行きました。お守りは喜んでもらえました。小松さんにご挨拶をしに行くと、「東大のご飯は日本一美味しいってみんな言っているよ」といつものように褒めてくださり、その言葉がじーんと心に滲みました。正直、私がマネージャーとして部に貢献できたことは何だったのか、はっきり答えが出ませんでしたが、小松さんの言葉で、元気の源を作ることができていたのかなと思うことができました。ご飯作りは、先輩方にたくさん教えていただき、献立、作り方などは、引き継いできた長年の結果です。最後には、「ご縁があったのだから、いつでも顔を出して」と言ってくださいました。 


そして今年、こんな状況にも関わらず、2年マネが頑張ってくれて、3人の1年生マネが入部してくれました。本当に嬉しいです。人数が増えれば、自ずと部活は強くなっていくと思います。マネージャーの可能性も広がっていくことを期待しています。


東大ヨット部の一員になれたことは、私にとって財産です。これからも変わらず、ヨット部が部員全員の居場所であり続けることを願っています。4年間、ありがとうございました。


丹羽美森


沢山のありがとう

2020年10月30日 22時26分20秒 | 引退ブログ

いつもお世話になっております。

4年マネージャーの濱田眞珠です。

LBの皆様、4年間ご支援いただき誠にありがとうございました。ヨット部に入らなければ出来なかった経験、生まれなかった価値観を得る機会がたくさんありました。それは、LBの皆様のご支援があったからこそだと、感じております。本当にありがとうございました。

ヨット部に入ったのは、4年マネージャーで私が最後でした。実は、新勧に一度も行ったことがなく、葉山の合宿所で豚キムチを美駒さんと作ったのが私の新勧です。
その後、美駒さんの楽しそうな姿、レスキューから見た470のスピンが水平線に並んでいる美しさにも感動し、その日のうちに入部宣言しました。

どこのサークルにも、部活にも入る気がなかった私に、声をかけてくれた松島と丹羽に感謝しかありません。彼女が「先輩たちもみんな素敵だし、行ってみるだけ行こう!」と声をかけてくれなければ、こんなに素敵な時間を過ごすことはできなかったと思います。

入部後、美駒さんにたくさんの事を教えていただきました。私たちがだいぶホワホワしていたので、接し方が難しかったのではないかと思います。加えて、美駒さんが2年生からは、上級生が1人という立場です。歳を重ねる毎に思いますが、どんな時も大人でいてくださった美駒さんに、本当に感謝しかありません。

また、3年次は病気をしてしまい参加できない時期が続き、「いつ治るかもわからないし、中途半端なら迷惑だし辞めた方がいい。」と思っていました。そんな私に、「待ってるからね!大丈夫!1人じゃないよ!」と言ってくださった、先輩方・同期のみんな・後輩に、とっても助けられました。

そんなこともあり、今年は絶対に頑張りたいなと思っていた矢先、コロナが流行しました。雨の日も雪の日も、手が切れて血がでても、ずっと頑張っていた同期を思うと、コロナが憎らしいほどです。私が想像してもしきれないほど、様々な心情が混ざっていると思います。
残念ではありますが、みんなが気がかりなくレースを楽しめる時期がくるよう、また、その姿が応援できるよう、毎日を大切に前進していけたらと思います。

最後にはなりますが、4年間大変お世話になりました。出会ってくださった全ての方々に感謝申し上げます。

→前の投稿で、青柳がオフショットをあげていたので、私は集合写真にしました!


4年間のマネ生活を振り返って

2020年10月30日 14時39分00秒 | 引退ブログ

お世話になっております。

4年マネージャーの青柳佳保里です。

はじめに、今までの活動を通して関わってくださった皆さまに感謝いたします。


まず、ヨット部を常に応援し、支えてくださったLBの皆さまに感謝を伝えたいです。1年の入部当初の頃、観覧艇に乗せていただ際には、クルーザー班の練習風景を見させていただいたり、三浦で美味しいマグロ丼をご馳走になった幸せな記憶を今でも思い出します!


そして、次に料理やヨット部での生活の基本を教えてくださったマネージャーの先輩方、あみちゃんをはじめとした後輩マネージャーの皆、そして、同期のマネージャーにはお世話になりっぱなしでした。本当に感謝しかありません。

私は上級生になっても、後輩のマネを引っ張っていけるような力もなく、常にのんびり過ごしてしまったために、後輩マネには助けられることが多かったです。いつも部活に行くと、必ず皆が「かほりさんだ!」と、駆け寄ってきてくれてたので、とても愛を感じていました。笑


同期マネとの思い出は沢山ありすぎて、ここには書ききれないのですが、明確なのは皆がいなければ、続けられなかったということです。それくらい私にとって皆の存在はすっごく大きかったです。それぞれ個性があって、とても心優しい同期マネが大好きです!


また、プレイヤーからも学ぶことが沢山ありました。ヨットに真摯に向き合う皆を陰ながら4年間支えられたことで、強いやりがいを感じることができましたし、何よりもマネージャーをチームの一員として考えてくれていたことがいつも感じられて嬉しかったです。本当に東京大学運動会ヨット部のマネージャーとして入部してよかった、と胸を張って言えます。


今年こそ沢山練習に参加するぞ!と意気込んでいましたが、コロナの影響もあり、全く参加できなかったことが唯一の心残りです


年々、マネージャー改革も進み、今までよりも様々な場面でヨット部を支えることができると思うので、これからの活躍も楽しみです。


最後にはなりますが、プレイヤーのみんなが悔いのないヨット生活が送れるように祈っています!マネージャーのみんなも、今まで以上に楽しくお仕事できますように!


これからはLBの仲間入りをさせていただきながら、ヨット部を応援していきたいと思います。本当に4年間ありがとうございました。






↑(久しぶりに同期マネが集合できましたが、きちんとソーシャルディスタンスしました!photo by戸沢)




4年マネージャー 青柳佳保里




霜月

2020年10月30日 00時06分21秒 | レース反省

お久しぶりです。クルーザー班3年の中野です。

 

先日開催されたフリートレースを振り返らせていただきます。朝から風待ちを続け、午後ほのかに入ってきた南風の中1レースが行われました。リザルトは以下の通りです。

 

月光

月光DIANA

仰秀

SARASA

Pink kiss

オリーブ5

VICKY

リップル

エスペランサ2

エスペランサ5

Speedy blue (DNS)

 

入部以来最高の3位でフィニッシュしました。素直に嬉しかったですね。

タクティシャンとしてスタート前に考えていたのは主に3つ。

①微風でレグが極端に短いので、可能な限りタック2回で上マークを目指す

②艇団にポートレイまで連れ出されないために艇団の上からスタートする

③左海面のブローを掴む

スタートの時点で②はできていたものの、徐々に左前方の船に吸われ始めたため③を早々に諦め右海面へ。結果的に右からも風が入り、気がつけば11位回航。右奥でのタック後に入ったリフトのおかげで①の2タックを守れたのが大きかったですね。

1下は2位のダイアナを抑えようと中盤で2ジャイを挟む間に、左海面のラインブローをノージャイで走る月光に抜かれ2位回航。ただあの2ジャイがなければ逆にダイアナにインサイドを取られて2位回航になっていた気がするので、誤った判断ではなかったと思っています。

2上は風が左に振り切っており、ポート1本のリーチングレグと化しました。上マーク直前までは前後の艇との位置関係はほぼ変わらず。しかし最後のタックポイントを奥にしすぎてしまい、後続のダイアナにインサイドを取られ、前で回航されます。

2下は長いスタボレグでのラフィングマッチ。ここの駆け引きを経験できたのが個人的に一番の収穫だったと思います。正直自分は振る舞い方が分からず、スピンホイストの判断含めトリマーの太朗さんがほぼ主導していました。結果的にこの勝負に敗れ、3位フィニッシュ。

上で素直に嬉しかったとか書きましたが、こうやって改めて振り返ると悔しさもありますね。ただ、とにかく「前を走る」経験ができたのは良かったと思います。特に今のメンバーはほとんどその経験がなく、今回のレースで負け癖のようなものを払拭できた気がします。(船底塗料を塗り替えることは大事ですね、本当に。

 

気がつけばもう11月。ディンギー班の先輩方がもう引退されたという実感が湧かないのが正直なところです。最初のホッパー練で戸沢さんに沈させられたのは一生忘れません。あの日以来自分は「ヨットはたくさん失敗しながら上手くなればいいんだ」と自分に言い聞かせてやってきました。学生マッチ期間にまた小網代で皆さんに会えるのを楽しみにしています。

我々クルーザー班もあと3週間余りで4年生の2人が引退となります。最近は自分も代交代に向けてヘルムスマンの練習を本格的に始め、その楽しさと難しさを感じながら毎週練習しています。

 

日に日に気温も下がり、相模湾でも北風の吹く日が多くなってまいりました。皆さんもお体ににお気をつけてお過ごし下さい。それでは。

 

クルーザー班3

中野