東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

気づいたらラスト春合宿

2021年04月02日 17時49分00秒 | 通常練習

お世話になっております。ヨット部4470クルーの齊藤崇です。もう新4年でもなく、本格的に4年生になりました。時間の経過というものは本当に早いものですね。

1年生の時の春合宿は、雪も降るなか練習してめちゃ寒い、手の皮がむけてヒリヒリ痛い、動作に追われて余裕がない、と毎日泣きたくなるのを堪えて練習していました。

こうした苦い思い出のある春合宿は、去年も、そして最後である今年も、気づいたらあっけなく終わっていました。果たして喜ぶべきか悲しむべきかといった複雑な気持ちであります。


先合宿の練習を振り返ります。


土曜日は南風順風の中、他大学との合同練習を行いました。全日本インカレ常連校が多く、かなりレベルの高いコース練習となりました。我々東大はまだ葉山に引っ越してきたばかりということもあって、なかなか前を走る経験はできませんでしたが、他の大学のレベルを知ることができる、学びの充実した良い1日でした。


日曜日は本来は六大学戦が予定されていたのですが、平均10メートルが吹いているど強風で、葉山新港には赤旗がそれはそれは高らかにあがり、部員の期待とは裏腹に中止が余儀なくされました。

レースは中止となりましたが、470チームは470 3艇、レスキュー2艇という安全は十分に確保された状態で海に出ました。大波と爆風の中の練習で、沈艇も続出するサバイバルコンディションでした。海上に出たのはほんの2時間程度でしたが、部員がシーマンとして大いに成長できる、実りある2時間であったと思います。


月曜日は南からインデッキからフルトラくらいまでの風が安定して吹いていました。風は弱いながらも、大きなうねりが残っている中の練習だったので、ヒールトリムやハンドリングには苦労した1日でした。


火曜日、水曜日は似たようなコンディションで、朝出艇してから、北風強風でしたが、だんだん落ちて、南に風が周り、午後時間が経つにつれて南風が強くなるという、葉山の海ではよくある風の中で練習ができました。また、東大と横国の合同練習(通称、東横戦)も開催され、チームレースを考える良い経験となりました。


総じて、葉山での練習が本格的に始まり、充実した1週間でした。合宿もチームごとに2日に1回できるようになったので、部としての結束力は少しずつ強まってきていると思っています。


自分の課題としては、艇数が多くなるコース練習の中での、マーク際の動作と立ち回りがまだまだだと痛感しました。前に出る瞬間があっても、ボロボロと順位を落としてしまうことが多く、悔しい思いをすることもありました。


春合宿は終了し、新歓も始まるので、今後はなかなか練習時間を確保することが難しくなってきますが、積極的に自主練習を行なって、春インカレまでに今合宿で発見できた弱点を一つ一つ克服していきたいと思っています。


最後になりますが、お忙しい中、練習を見にきてくださったLB西坂様、多賀谷様、戸沢様、小野様、塚本様、天木様、野村様、ありがとうございました。たくさんのLBの方が来てくださって、レースや練習内容に関して様々な角度からフィードバックしていただけるのは実に贅沢なことだと思っております。また何より、LBの方々が練習に来てくださると、春インカレに向けて本当に心強く思えます。

今後ともよろしくお願いします。


それではこの辺で失礼させていただきます。


4470クルー  齊藤崇