こんにちは、クルーザー班3年の伊東です。一週間前とは打って変わってすっかり涼しくなりました。蒲郡遠征、山中湖への学科の合宿、和歌山遠征を終えて一息ついている間に秋の到来を感じています。一番好きな季節です。
細かな近況報告は2年の関根がしてくれている通りです。遠征先では新たな出会いや学びがあったりと普段と違う環境の恩恵を受ける一方で、風の傾向に慣れないがために時には戦々恐々とするなど土地勘のない地でのセーリングの難しさを感じました。和歌山では現地でも珍しいと聞くシフティかつガスティな南からの風にビビり散らかしまだまだ練習できるのに早々に撤退してしまったことに自分達の力量の不足を感じます。全日本選手権までに残された2ヶ月はそうした「甘さ」の詰めをおこなっていくことに費やしたいと思っています。
蒲郡・和歌山の遠征では自分の中で走りの課題を言語化することが出来たように思えます。「艇速が遅い」「ヒールが足りない」という状況を把握して対処しているだけではレベルの高い社会人チームにはとても勝てないのです。「艇速が落ちてきている」「ヒールが消えてきている」という様な状態の変化にセンサーを働かせないといけないのです。そして、それが出来ない瞬間にこそ自分の艇は抜かれていくのです。そう、ひとつ微分して変化を追いつづけることが必要なのだろうと思います。
さて、夏休み残り2クールはホームポート小網代でじっくりとチームの課題に向き合って行きたいと思います。全日本まで刻一刻と時が近づいていますが、すべきことを見抜いて今年のチームの完成度を磨くことに繋げていきます。
伊東秀晃