東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

秋は静かにやってくる

2022年09月15日 20時41分32秒 | 通常練習

お世話になっております。1年生、470スキッパー志望の北村湧です。

日がだんだんと短くなり練習おわりの時間に夕陽が望めるようになりました。葉山の夕陽は素晴らしいです。

レスキューの上で寒さを感じることも多くなりました。気づけば夜の合宿所では虫の鳴き声が聞こえます。秋はぬるっとやって来ましたが、季節の変わり目を実感しつつ気を引き締め直していきたいです。

 

9月第2週の振り返りをしたいと思います。僕自身は9/8(木)から9/11(日)の4日間参加しました。

前2日は練習で9/8(木)は半日、9/9(金)は丸一日、470に乗らせて頂きました。特に9日では一日中乗れたこともあり、1ピンの強風からハンドトラパーズくらいの中風まで様々な風域で練習が出来ましたし、合同コース練習に混ざらせてもらいました。

コース練では、スキッパーの先輩にコースを考えてみるかと提案されましたが、自分の動作がおぼつかなかったり、近くを走っている船に気を取られたりと余裕がなくコースを決めることが出来ませんでした。

1ヶ月前に比べればmtgで知らない単語が出てくるもことも減ったし、レスキューからより多くの海面の情報を得られるようにはなったつもりでした。でも、それを実際に船の上で生かせない‥正直悔しかったです。事前にもっと考えておく必要があるとか感じました。

 

9/10(土)、9/11(日)は秋女子インで初日は陸で珠屋をして、2日目は運営の手伝いでレスキューに乗ってセーフティ艇に乗員しました。2日目は強風の中のレースでした。セーフティ艇を操縦してた小網代さんは広範囲を見て、沈艇のケア、過呼吸になった選手の救助、リタイア艇の処理などをしながら、トランコで連絡を取って、レース海面を移動していました。視野の広さと先を読む力に圧倒されました。

 

今回のクールでは、自分の足りなさを強く実感することになりました。夏合宿はまだ終わりません。残りの練習ではどれほど船に乗れるか分かりませんが、レスキューの上からでも秋イン前の先輩方の完成度だったり練習への姿勢だったりを目に焼き付けたいと思います。

長々と感じたことを書かせていただきました。読んでくださった方、ありがとうございます。それでは!

 

 


刺激的

2022年09月15日 09時40分17秒 | 通常練習

お世話になっております、クルーザー班2年の友成です。

 

9月8日から11日にかけて蒲郡で行われました、外洋学連の合同練習会について書かせていただきます。

 

詳細はFBでも報告させていただきましたが、今回の練習会には東大のほか、千葉大、日大、神戸大の4大学から計20名ほどが集まりました。

 

先週のブログで関根が書いていた通り、自分は9月に入ってからタクティシャンをやらせていただいています。とはいっても留学された萩原さんが不在の間の仮のものですが、この練習会では個人的には大きな学びがありました。

 

何よりも大きかったのは1日に何本もラウンディングをこなせたことです。1,2日目の午後、3,4日目はほぼ終日ラウンディングばかりやっていました。合計で20回くらいはやった気がします。普段は一艇で練習することが多い都合上、ストラテジーに比べてタクティクスを学ぶ機会がどうしても少なくなってしまうため、今回のような複数艇での練習はバチバチにタクティクスを考える必要性があり、自分の中での経験値?のようなものが上がった気がします。具体的にはダウンレグでの即ジャイの指示や上しあいになったときの対処法など、接近戦での定石やケースの引き出しがいくぶんか増えたような気がします。また、潮の影響を考慮してレイを打つなど場面場面に応じた対応も少しずつできるようになってきました。

ラウンディングを通して前を回れる場面が多く、(もちろん要因の大半はドライブチームのボートスピードや新入生の源のバウマン2日目とは思えない迅速なるバウワークのおかげにあることは重々承知していますが、)自分のコース引きに関しても一定の手応えを感じられたことは収穫でした。

 

この夏合宿は自分のために時間を割いてくださる練習が多く、そういった境遇に感謝しながら結果で返せるよう精進して参ります。喫緊の課題はストラテジーとタクティクスの両立にあります。いまの自分に大切なことはとにかく経験値、場数を踏むことだと思うので、練習を重ねて実戦力を磨いていきたいと思います。

 

最後に、今回の合同練習会はいろいろな意味で本当に刺激的でした。クルーザー競技の特性上、普段あまり他大学の学生(同世代のセーラー)と関わることがないので、遠征を通して日頃の活動の様子や練習に関して共有し親睦を深められ、純粋に楽しかったです。自分は中でも神戸大学の方との交流機会が多く、ヨット以外の面でも影響を受けていたようで、艇内での指示が関西弁になっていたと仲間から指摘されてしまうほどでした。

 

 

合同練習会の企画にご尽力くださった学連事務局の安藤さま、充実した設備を提供してくださったマリーナの関係者の皆さま、誠にありがとうございました。

 

 

来クールは和歌山遠征に行ってきます。今回得た刺激を忘れずに、残り少なくなってきた夏合宿を完走したいと思います。

 

今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

 

 

                       友成遼