東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

七大戦前後の思い出

2024年07月19日 23時50分12秒 | 七大学戦2024

お世話になっております。二年470スキッパーの大下 晟生です。先週行われた七大戦の思い出でも綴ろうと思います。

 

まず、前日までの旅を振り返ろうと思います。七大戦の会場である蒲郡ですが、今回は現地まで自転車で行くことにしました。単純にサイクリングが趣味なのと、七大戦当日は観戦も含めて海に出れないのが確定していたので、何か身体を動かしたいな〜ということで実行することにしました。

一日目。朝9時ごろに家を出発。天気は曇り。相模川に沿って南下したのち、伊勢原の方まで出たら一気に西に進んで御殿場の方まで直行、そこからはひたすら南下して沼津の方まで行きました。半年前に山中湖行った時の道順と途中まではほぼ同じで、お昼も考えるのが面倒だったのでその時と同じところで同じものを食べました。確か目利きの銀次のチラシ丼みたいなやつ。静岡に入ったのも15時前とかだったから何か静岡ならではのことをしよう!みたいなのも特になかったし、神奈川と静岡の境の峠を越えたあたりでそれなりに体力を消耗していたからどれだけ距離を稼げるかばっかり考えてました。夜はせっかくなので静岡で有名なハンバーグ屋のさわやかってところで夕飯を済ませました。店を出た時には土砂降りで、ハンバーグのいい思い出は全部雨で流れました。

二日目と三日目はひたすら海岸線に沿って西に進んでいくのみ。まあやること自体は自転車を漕ぐことだけで全く変わらないのでただただ日中は体を動かして、合間に美味しいご飯を食べて、みたいなのを繰り返していました。清水で食べた中トロ丼と浜名湖で食べたうな重は格別に美味しかったです。ちなみに、両日とも雨が降っていて、三日ともサイクリングとしては最悪な天候のまま終えることになりました。

 

さて、七大戦当日。前述の通りずっと陸にいたので去年と同じように他大の人との交流がメインでした。ただ、去年と変わったのはいろんな人と関わろうという精神が減っていたこと。京大留学や東北大戦で仲良くなった人とずっと一緒で、あとは去年の七大で少し話した人とちょっとコミュニケーションとって終わり、みたいな感じ。去年は積極的に人に話しかけに行っていたはずのレセプションでも京大生三人と卓囲んでお話ししてたら気づいたら終わってました。一年生たちはいろんな大学の人と交流していたみたいで、フレッシュマンの力ってすごいなぁなんて思ってました。来年からは各大学の同期は自分含めて海に出るようになり始めるだろうし、直接勝負していく相手になるはずなので、一年後に負けないようここからまた腕を磨いていこうと思います。


七大戦2024

2024年07月19日 19時36分00秒 | 七大学戦2024

先日蒲郡でおこなわれた七大戦の振り返りをさせていただきます。結果等はズーマーさんのブログをご覧下さい。


スナイプチームとしては優勝を目標として練習に取り組み、レースに臨みました。目指せ7点レース。そしてトップホーン。フルパワー以下なら自分がスターティングということで予報と睨めっこしていました。

1日目
くじ引きで僕らの艇は31703に決まりました。艇体はピカピカで整備箇所もあまりなくというか、大掛かりな整備は禁止されていたため、艇体チェックを済ませて蒲郡の海へと出艇しました。自分にとって、はじめての他水域でのセーリングでした。初日は走りの感覚を掴むことが目的でしたが、なかなか思うようにいかず中静さんに一生走り負けました。プラクティスレースではダンピンで走る中静さんをみながら、真ん中らへんでポケーとしてました。レース後も予定ギリギリまで走りを磨き続けました。そしてレセプション。内容についてあまり言及はしませんが、東大が1番オモロかった笑。レースへの不安とかそんなもんは吹き飛んでいきました。一年生お疲れ様。ホテルに帰って部屋はやまこうさんとの二人部屋。テレビつけたまま21時過ぎに寝落ちした僕を気遣ってか、部屋の電気は22時には消えました。

2日目
運命のレース初日。中静さんに頼りきりにならないよう着順をまとまきることが目標でした。1回目のスタートはまさかの2下でN。ターゲットタイムに間に合わなかったようです。1R目、僕らは9位。おもわず「こんなはずじゃなかったのに」と声がでてしまうような展開でした。スタートもその後のタックもスピードも。切り替えて2R目、1上から上げていき、なんとか2位。2艇ともが前を走る展開がなくなかなかにしんどい状況でしたが、レスキューによると他大が文字をつけててスナイプは2位らしい。いける、そう思った3R目、10.11位フィニッシュ。認めたくなかったですが、優勝争いからは離脱。そして僕の中でも前を走るイメージは全くできなくなりました。名古屋大との審問を終えて、ホテルに帰りミーティング。一年生もいるなか、地獄のような空気でした。その夜22時、部屋に中静さんが来て僕らが陸待機になることを告げられました。もちろん悔しさもありましたが、正直肩の荷がおりちゃいました。

3日目
朝1時にでたレース結果を見ながら悶々とし、ろくに朝飯もとらずに部屋でニュースをみてました。今日の役割はドライバー。朝からハーバーとホテルを4往復。出艇を見届けてからコンビニに向かっていると突然電話。クルーの神田さんからで、海に召集がかかったとのこと。急いでハーバーに戻り着替えてレスキューに乗り込みました。前日のあと2Rを消化してまさかの最下位。もう背負うものも何もなく31703に乗り込みました。6R目3.6位。7R目5.2位。
審問もあり、蓋を開けてみれば1位の東北と9点差の3位。9点差。どこでも挽回できたように見えて、遠すぎる9点。風が荒れてたから?そんなことでは言い訳にならない15点レース。7レースで104点。
結果に一喜一憂するのも大事ですが、終わってしまったものは仕方ありません。ここから何を持って帰るか。課題は山盛りですが、何が足りないのか、どんな練習、振り返りをすればいいのか、をもう一度見つめ直すいい機会にします。このチームはまだ終わりじゃないので。全日本、江ノ島で全員で笑えるように、これからも精進していきます。

最後に
わざわざ蒲郡まで来てくださった小松さんをはじめ、OBさん、保護者の方々など様々な方の応援をいただきました。本当にありがとうございます。
そして。470チーム。本当に優勝おめでとう。そして総合優勝をありがとう。これからもどうぞよろしく。


3年スナイプスキッパー天野