2年の早苗です。4月の晴れ晴れとした青空を家からぼんやりと眺める鬱々とした日々を過ごしています。この鬱憤に、何かを責めて解決する話ではないからこそ感じるむなしさも相まって、ただただ日々という作業を機械的にこなしているような気分になりつつあります。
自分にとってこの部活での転換期で、感情が迷子だった2月なんて今思えばもう、かわいいものに感じられてしまうくらいですね…
自粛期間の過ごし方ですが、先日から授業がポツポツと始まりました。マンネリ化している日々の刺激が授業くらいしかないですから、沢山の授業を受けています。日本の古典が好きだったので、古典中国語にも手を出してみました。そこで改めてわかったこととしては、やはり古典は面白い。解釈が定まらないものも多く、正解を探しに行くというこれまでの勉強を根本から覆すこの世界が本当に好きです。実学でないというツッコミが必ず入るのですが、正論なので
…それでも好きなんだよ! くらいしか言い返せなくて悲しいのが玉に瑕ですね。
さて、そこで実学の代表例のような基礎統計の授業に潜ってみました。数字という揺るぎない根拠を伴う学問のようです。なるほど面白いほど対極にありますね。ですが、これはこれで面白いと感じている自分がまた不思議です。一生かけても自分を完全に解き明かすのは無理そうだとつくづく思いました。本を読みたいがために潜っている授業もありますね。ここまで読んでみると昨年よりはるかに大学生の理想の生活をしているように感じられます。
勿論こんな日々が続いて欲しいわけではないです。たった4年の大学生活がキャンパスに行かず友達に会わず過ぎ去っていくのは心が痛みます。当たり前に通っていた駒場キャンパスに足を踏み入れる機会ももう少なそうで辛いです。
見通しが立たないですが、おそらくこのコロナ自粛のしわ寄せが将来に来るのは確実だと思われます。今も今後も厳しい日々となりそうですが、とにかく一刻も早い収束を願っています。ヨットのヨの字もないのはまずいですね。とりあえずHPの部員更新を頑張ります……とだけ言わせてください。
皆様もくれぐれも体調に気をつけてお過ごしください。
東京大学運動会ヨット部2年 早苗
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