東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

全個出場決定!

2016年07月06日 12時56分08秒 | レース反省

こんにちは。
3年470クルーの中田です。更新が遅れ申し訳ありません。
Facebookなどでもお伝えしていますが、4年谷と私中田の4452が、7/2,3にあった関東学生470個戦で14位に入り、全日本個戦への出場を決定しました!東大としては十年ぶりということで、様々な偶然が重なったとはいえ、とりあえずは大変にうれしいです!レースが近づいたらFacebookもどしどし更新しますので、お楽しみに。

レースの振り返りの前に
今回の全日本個戦は西宮で行われます。レース期間に加え輸送や直前準備などでどうしても費用がかかります。つきましてはLBの皆様にぜひともご支援をいただけたらと思います。出場に満足せずひとつでも上の順位を狙って戦って参りますので、応援のほどよろしくお願いいたします!

ではレースについて。

土曜日ははじめ全く風がなく、よろよろ海面に向かいましたが、しばらく風待ちAPとなります。風が入ってきてスタートシークエンスが始まりますが、インカレの予選決勝がない状態で97艇のスタートを試みているわけで、長いスタートラインに対してうまくラインが形成されず、ゼネリコを繰り返しました。ブラックが掲揚されてからも高すぎるラインが続き、毎スタートで10艇以上が失格となる展開が続いたのちようやくスタートできた時には50艇ほどに減っていました。このレースで落ち着いてスタートできたことが1レース目に8位を取れた要因だと思います。

個人的には、冬から小松コーチに徹底して言われていた「何度も振り返ってラインを確認する」ということを強く意識し、何艇か上の数艇が出ていても我慢してスタートすることができ、ラインへの距離感が向上していることを実感できました。また、何度もスタートをするうちに、艇に隠れて本船やアウターが見えなくてもラインの見え方からスタートラインの位置を予測するのがうまくなったことも大きな収穫でした。

下優のラインで下から5番目くらいでスタート後、1上は左奥のブローを使って走ることができシングルかそこらで回航、その後も大きく落とすことなくフィニッシュできました。

2レース目も左に振れそうだとシモ目で待っていたのですが、ひとつシモで待っていた艇がスタート直前になってバックで寄ってきてぶつけられてしまい、しかたなく右に逃げて走ることになります。左に寄せたいと思いつつも以前艇数の多いレースで海面を横断してブランケをくいまくった経験が頭をよぎり、右で勝負しましたが、やはり左が伸びて真ん中あたりで回航。タックが多くなっても左に寄せながら行くべきだったのでしょうか...。その後も順位を上げることもできず44位という結果になってしまいました。

スタートでシモに入れる艇が大事だということは分かっていましたが、一度並んでしまってからあまりに成り行きまかせにしていたということを痛感しました。マーク際でも2,3回回らせており、しっかり声をかけて牽制して、自分が走りたいように走る障害になりそうなものを事前に除いておくことの重要性を学びました。

このレガッタも、最も順位に影響を与えたのはスタートでした。毎回そう感じてはいますが、スタート前のS字などの動きもまだまだ精度が低く、思い通りに船をコントロールできていません。より意識して練習します。

全日本出場が決まった当初は出られるというだけで満足感を感じていましたが、よく考えれば(よく考えなくても)、全日本でもトップレベルの早稲田と一緒に練習していて時には勝てることも増えてきたことを思えば、全日本レベルのレースの中でどこまで前を走れるか、という欲のようなものがむくむく出てきました。この超貴重な機会を活かして成長してやります。

この夏の練習にも身が入るというものです!

それでは失礼します。以下リザルトです。  中田

14位 4452 谷・中田 8-44 計52

15位 4357 園田・青木 22-34 計56

24位 4301 中尾・柏木 31-41 計72

49位 4579 間邪・角出 BFD(98)-19 計117



江の島スナイプ

2016年07月05日 21時32分49秒 | レース反省

夜分遅くに失礼します、2年生スナイプクルーまたはスナイプスキッパーの高山です。僕が前回ブログを書いたのは昨年の11月で、その前は6月だったので、今のところ半年に1回のペースで登場していますね。

さて、先週末は江の島では江の島スナイプと関東個選470級が、八景島では1年生によるホッパーレースがありました。個選については谷さん・中田さんペアが後日記事を書いてくださるそうなので(改めて全個進出おめでとうございます!)、僕からは江の島スナイプについて報告させていただきます。全体のリザルトは以下のリンクからダウンロードできます(http://snipekanto.web.fc2.com/sp_results.html)。そして東大のリザルトは以下の通りです。括弧が着順です。

28位 31308 海野 浅川 26(28)-36(37)-35(35)

68位 30785 山本 田原 64(49)-61(62)-89(DNC)

70位 3056 高山 江村 68(74)-65(66)-89(DNC)

74位 30563 師田 江村 89(DNC)-89(DNC)-52(52)

さて、6月の八景島レースから続くレース4連戦の括り(今週の七大戦に出る人は5連戦ですけど)として、今回のレースの振り返りをしていこうと思います。ちなみに今回はスキッパー視点から。

前提として今回のレースは土日ともに風が強く、日曜日に至ってはDNCの艇が僕含め30艇近くいました。土曜日も終盤では10m超えの風が入り始めたため、2時半頃着艇しました。第1レース。上記の通り風が強かったためかスタート前に止まれない艇が多数いたのでしょう、ゼネリコが多発しました。10時30分予告信号のはずが、実際に第1レースが始まったのは11時45分頃...僕はというと八景島レースでゼネリコを誘発しまくった立場の人間だったので、今回はラインより少し低いところから出て、危ないシーンではバックで逃げるように意識はしました。結果としてZ旗U旗にかかるのをさけるのに成功、そしてだいぶ下のほうでスタート。2.3分程左海面へ走っていたら周りの艇が急に返し、ここでオーバーレイしてしまったことに気付く(遅い)。多くの艇が落とし目で走る中、最後に落とせばいいかと考えた自分はそのままクローズで走る。そしてマークが近づいてきたときに圧倒的悪夢が...上マーク回航後にオフセットマークへ向かう1列棒状の艇団の壁に阻まれてアプローチが不可能になったんです(泣)結果として回航したのは艇団が回航した後のケツから2番目、完全に失敗しました。その後はランニングで数艇抜きましたが、クローズのスピードが足らずに抜き返されて74着。ちなみに、2上、3上はゲートマークの本船寄りで回航後に右海面に出すというコース取りでした。

第2レース。風も少し上がってきました。自分は第1レースの反省もいかして真ん中よりちょい下からスタート。スタボアプローチがしたかったので右に出す。上回航後は後ろの艇の動きをある程度みながら、あまり離れないようなコースで走り、66着。やっぱり3上フィニッシュは体力の消耗がえげつないです。

コースの話ばっかりになってしまいましたが、ここからは個人の反省をさせてください。まず、今回のようなトラベラーを出すようなコンディション下ではクローズの走り出しが特に遅いです。メインを適切な位置まで引いてカムってトラベラーをいじり始めるまでの初動の差、これがスタート直後において行かれる最大の要因となっています。海の上ではうまくいきませんでしたが、着艇後に海野さんに質問してみて新たな知見が得られたので、早くもう一度あれぐらいのコンディションで実践してみたいです。次に挙げたいのはやはりクローズのスピードですかね。江村さんに言われましたが東大の他のスキッパーと比較して蛇行してる感がだいぶ強いみたいです。僕も以前からそう感じていますが修正できていないんですよね...今回のレースを受けて自分はこの問題の解決が急務だと改めて実感しましたが、今まで一向に解決できなかったという経緯があるので、アドバイスあったら皆さんよろしくお願いします。そして最後におさらいしておきたいのは、焦りや強風という要因が重なり合った結果の第2レース3上の動作です。クローズで失速した結果後続艇が接近して焦りさらに風が上がってきたというコンディションで超高速でタックをしてしまい船をさらに失速させてしまうミスがありました。どのぐらい高速だったかというと後にこの動作について、江村さんに「遠心力で飛ばされかけた」と言われるぐらいです。第2レース3上が最も顕著だったのでこのように書きましたが、現実には普段の動作の一つ一つが少なからず減速の要因になっているので、もっとスピード感覚を身に着けていきたいです。これに関しては乗り込むことでしか身に付かないと思いますが。

 

以上で今回の反省を終わらせていただきます。水温も温かくなってきてヨットシーズン到来といった感じですね。2年生になってからというもの、ヨットに乗るのがひたすら楽しいです。最近では毎回毎回得られるものが特に多く、合宿が終了するごとに「次は~ができるようになりたい!」という気持ちを胸に秘めながら帰路についていて、現に今週も今のところ「あぁもう一回あの強風で走りてぇ...」と物思いに耽りながら月曜日火曜日を過ごしています。この向上心を忘れることなく夏の合宿でも成長していきたいです。長文失礼しました。

2年 高山元哲


新入生自己紹介part10 塚田編

2016年07月04日 22時16分13秒 | 新入生自己紹介

はじめまして、こんにちは!とうとう新入生自己紹介もマネージャーまで回ってきました。聖心女子大学1年の塚田美駒(みく)です。出身は愛媛県の今治西高校です。高校までは10年間バレーボールをしており、がっつり体育会系の時代もありました。最近ではプレーするより観戦のほうが多いですが・・・

 
さて、私がなぜヨット部に?というお話になりますが私自身よくわかっていないというのが事実です(笑)新歓コンパ直前に友達に誘ってもらい、都合が合ったので行くだけ行ってみようという気持ちで参加したところ、雰囲気が好きすぎて・・・ といったところでしょうか。その後いろいろ考え3年生マネージャーのゆりえさんをはじめ様々な方々とお話させていただくうちに1度も海に行くことなく入部を決意いたしました(笑)小学校の頃の7月には毎週日曜日、朝から夜まで海で過ごしていたわたしにとって、やはり海での活動というものは魅力的でした。ヨット部の雰囲気にも魅了されちゃいました。
 
 
これから先輩マネージャーの方々からご指導いただいて多くのことを学び、少しでも部員さんをサポートできるよう頑張りたいと思います!
 
 
これで新入生全ての自己紹介が終わります。読んでいただき、ありがとうございました。
皆様どうぞよろしくお願いします!

新入生自己紹介part9 戸倉

2016年07月01日 22時47分05秒 | 新入生自己紹介

はじめまして!一年生プレイヤー最後の一人、戸倉啓(とくら けい)です。よろしくお願いします。

科類は文科二類で出身は麻布高校です。部活や文化祭実行委員の関係で、師田さんと角出さんは直接の先輩です。

中高では一応バスケ部に所属しており、大学ではバスケサークルに所属してまったり暮らそうと考えていました。しかし、数多の部活の新歓に顔を出すうちに、なんだか新たなスポーツをやってみたくなり、ヨット部に入ることにしました。ヨット部を選んだ理由は、お世話になった先輩方がいらっしゃったことと、新歓の時に現役のプレイヤーの方がヨットについて熱く語ってくださったことです。

ホッパーに乗って思いましたが、自分は舵を操るのが好きです。なので、将来的にはスキッパーになりたいのですが、とりあえずは様々なポジションをやってみたいと思います。

ヨット部は土日にまとめて練習することが効率的で、自分に合っていると感じます。長期休み中の練習やサメや冬の冷たい海など不安なことはたくさんありますが、楽しく続けていきたいです。

さて、これで私の自己紹介は終わりです。読んでいただき、ありがとうございます。次はマネージャーの塚田美駒さんです。洒落た広尾の街で女子大ライフを送っている彼女の華やかな文章に期待しましょう。