こんばんは
4年470リーダーの西坂です。
先日行われた関東秋インカレについてご報告させて頂きます。
本当はすぐにでもご報告するべきでしたが、向き合うたびに筆を置き、向き合うたびに筆を置き、というのを繰り返すうちに2日たってしまいました。ご容赦ください。
自分の無念をつらつらと書き連ねるのもどうかなと思ったのですが、今は正直な気持ちをここに残すこともヨット部に残せる数少ない財産の1つかなとも思いブログをしたためています。
以下、リザルトです。
【470級】(15校45艇)
4692 塚本・斉藤 43-2-23-36-18-UFD 計168点
4579 西坂・天木 14-15-6-8-17-20 計80点
4452 小野・水石/大橋 33-20-32-43-42-32 計202点
1位 早稲田大学 135点
2位 日本大学 208点
3位 明海大学 223点
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8位 学習院大学 446点
9位 東京大学 450点
10位 明治大学 459点
【スナイプ級】
(全15校 45艇)
31308 浅川・多賀谷21-16-32-25-22 計116点
30785 吉武・阿部10-28-21-22-28 計109点
31418 高山・田原34-32-12-39-36 計153点
1位 慶應義塾大学 118点
2位 早稲田大学 120点
3位 日本大学 141点
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7位 明治大学 331点
8位 東京大学 378点
9位 東京海洋大学 417点
<総合>
1位 早稲田大 255点
2位 日本大学 349点
3位 慶應義塾大学 387点
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7位 明治大学 790点
8位 東京大学 828点
9位 学習院大学 902点
470級は9位で敗退、スナイプ級は8位で全日本進出を決めることができました。
470級は敗退となったので、470級の4年である自分と水石は選手として現役を引退することになります。
今までたくさんの方々に多大なる応援をして頂いて、非常に恵まれた、最高に幸せな選手生活を送ることができたと思います。
長い長い伝統の中で東大ヨット部をここまで繋いでくださり、金銭面での支援や至らない自分たちを見捨てず指導してくださる大先輩の方々。
ヨット乗りとして未熟すぎる自分をここまで成長させてくれ、人間としてもたくさんのことを学ばせて頂いた小松コーチ。
自分の現役生活で直接の先輩としてたくさん指導してくださり、夢を託してくれた3つ上までの先輩たち。
これまで4年間互いに支え合って来た同期。
自分たちの目標を理解し信頼してついて来てくれた後輩たち。
一切妥協せず本気で戦い続けてくれた他大のライバルたち。
そして、3年半前ヨット部に入ると決めた時から一切否定せず、一貫して応援し続けてくれた両親。
本当にたくさんの人にたくさん応援してもらって、ここまで来ました。
それだけに目標としていた関東6位入賞、そして全日本進出を逃してしまったことは申し訳なく、そして何よりも悔しく思います。
今年の部のスローガンは「強い東大」でした。
昨年度33年ぶりの両クラス全日本インカレを決め、その一回限りで満足するか、さらに強い部活に成長していくかは今年が重要だと思っていました。
そのためにはどうしても今年も全日本インカレに出たかった。
主将浅川を中心にして作られた今年のチームが目指した場所、やり方は間違ってなかったと結果で証明したかった。
主将として多くのものを背負いすぎている浅川を、自分が副将としてエースとして結果を出し続けることで支えたいという思いもありました。
しかし、それを実現することは出来ませんでした。
最終レースが始まるまで我々は全日本進出可能な7位の位置につけていました。
それでも最終レースが成立してよかったと思います。7位で通過していたら自分たちは間違いなく、実力を誤解していたと思います。
安定した北風の中で確かに我々はレースをして負けた。確かに我々は弱かった。
残された後輩たちはしっかりとその事実、この現実に向き合って、どうすれば強くなれるのか、悩みぬいて強くなってほしいと思います。
470リーダーとして後悔はたくさんあります。
普段からもっとケース文字にシビアになるようなチーム作りをしていれば。
自分がもっと信頼できるスキッパーだったら最後に4692は無理をしなかったかもしれない。
あるいは、レース間の声かけはもっと違うことを言ってあげればよかった。
チームレースというものをもっと勉強して、戦略を作れれば。
無数の選択肢が用意されているヨットレースに「たられば」はありません。
できなかったことは事実として受け止め、次期470リーダーの塚本に自分と同じミスを繰り返さないチーム作りをしてもらえたらと思います。
ただ、リーダーという立場ではなく、1選手としては、現役として挑む最後のレガッタとなった今回の秋インカレに悔いはありません。
45艇いる中で、6レースで80点という結果は自分の実力を考えた時、これ以上にない結果だと思います。
エースとして決して叩かないレースを目標にやって来てそれが達成できたのではないかという満足感もあります。
小松コーチや各代の先輩たちが自分に教えてきてくれたことを遺憾なく発揮し、それが間違ってなかった、正しかったと証明することができたと思います。
たかだかヨット歴3年半の自分と、1年半の天木のペアでここまで来れた。
今回自分たちの結果を3艇分で考えると4位で入賞です。つまり、人数が揃って、コーチや先輩の話をしっかり聞いて、真剣に練習に取り組めば、近い将来東大はその順位を取れるということ。その環境が整っているということ。
ぜひ近い将来そこ、もしくはそれ以上を目指していって「強い東大」を実現してほしいです。
また、さらに個人的な話ですが、自分が2年前レギュラーになってからずっとライバルとして意識して来た千葉大エースの辻に今回いい勝負をして勝てて終われて良かったです。ライバルと思いながらもずっと彼の方が実力が上だと思っていて、やっと互角になれたように思います。本当は全日本の舞台でお互いやりあいたかっただろうし、敗退して勝ち逃げという形になってしまって辻君には申し訳ないです。
何はともあれ、同期にここまでライバルとしてお互い意識できて高め合える相手がいて本当に楽しい4年間でした。
学生マッチでの再戦を期待しています。
自分はこれで選手としては現役引退となります。しかし、スナイプチームが全日本インカレに出場してくれたおかげでヨット部員としての引退は蒲郡で迎えることができます。
あと1ヶ月、新体制となった470チームのコーチ、そしてスナイプチームのサポートを全力で取り組みたいと思います。
結果でチームに貢献することは叶わなくなってしまいましたが、サポートに徹して「強い東大」の実現に一役買い、浅川を最高の主将として、同期を最高の同期として引退させられるよう、精一杯努めていきたいと思います。
本当に部を引退して次にブログを書くときは清々しくあれるように。
あと1ヶ月、よろしくお願いします。
副将・元470チームリーダー 4年
西坂惇之