おもちゃ学芸員レポート2

館内でお客様へご案内したり、おもちゃの解説をしたり
時にはいっしょに遊んで大笑い、泣き出した赤ちゃんをあやしたり、
またお客様のお話にしんみり耳を傾けたり…
館内のいたるところで大活躍しているのは「おもちゃ学芸員」と呼ばれる
当館自慢のボランティア・スタッフです。
木曜日の休館日以外の毎日、平日も日曜も祝日も交代でシフトを組んで
一日平均10人ほどの方が活動しています。

現在館内で働いている「おもちゃ学芸員」は、引っ越し前から
おもちゃ美術館ができるまで関わってくださっている、いわば「第一期生」。

今日は、おもちゃ学芸員佐藤勇さんによる「おもちゃ学芸員」レポートをお届けします。


横浜から泊りに来た孫娘(小学1年生、6歳)と新宿駅で待ち合わせて遊びに来ました。
入館して3時間程があっという間に過ぎてしまいました。
孫の一番気に入ったものは「ゲームのへや」の「カタミノ」という積み木のようなゲームで、
いつまでも夢中になってやっていました。



他の子どもたちを見ると、それぞれに興味の対象が違い、
また大人と違った感性で選び遊んでいることが解り、
そして子どもが夢中になってやれることは必要であり、
大事なことだと改めて思いました。

学芸員として活動中に、外国人のご主人と20歳代後半とおぼしき日本人の奥様が
3歳ぐらいの女の子どもさんを連れて来館されました。
「あかのまち」で遊び、散らかし、そのまま子どもが帰ろうとしたら、母親が
「片付けなさい」
子どもは
「いやだ」
と言い合っています。
私が
「そのままでいいですよ」
と言ってしまったら、
「だめです。自分で片付けさせます。」
と半べその娘さんを手伝いながら、キチンと最後まで片付けていかれた。
私は孫に甘い自分を反省させられました。

おもちゃ学芸員 佐藤勇
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )