都心の旧校舎にNPOがミュージアムを設立
海外のデザイン性の高いおもちゃや国産の木製玩具で遊べば自然に会話が生まれます
東京おもちゃ美術館ブログ
JICA乳幼児ケアと就学前教育研修 2018
毎年、JICAから委託を受けて御茶ノ水女子大学より研修のご依頼をいただいており、
今年度は、エジプト、パレスチナ、ヨルダン、ベナン、ブルキナファソ、カメルーン、ガボン、マラウイ
計8か国からお一人ずつ参加されました。
国家政策として、「乳幼児ケアと就学前教育」を掲げているものの、専門知識のある人材不足であり
人材育成と能力向上のための研修として、東京おもちゃ美術館にて研修を希望していただいています。
始める前に、まずはアイスブレイクとして、あやとりを得意とする副館長が
おもむろに紐を取り出し、一緒に”ほうき”を作り、子どものころに遊んだ!という声もチラホラ。
日本わらべうた協会の理事長であり、おもちゃ学芸員でもある田村さんによる
わらべうた遊びでは、まりつきやお手玉、おはじきなどをご紹介。
皆さんが、初めて聞くであろう『あんたがたどこさ』もすぐに一緒に口ずさみ、
『おなべふ』では、手首から肘の裏側あたりまで、左右交互に這わせていき、
止まったところがどの言葉になるのか…
【 お=おりこう、な=なまけもの、べ=べんきょうか、ふ=ふりょう 】
おおいに盛り上がりました
他にも、木育についてや、ゲームを通したコミュニケーション、てづくりおもちゃ体験などを通して、
同じような遊びは、多少の違いはあれど、他の国の子供たちも遊んでいるのだな、と実感。
パレスチナからの参加された方は、東日本の被災地支援の話や動画を見て
「自分の国でも同じような情景なので、とても参考になった」との感想や、
その他にも、「自分の国では、親子が遊ぶ姿は見られないが、ここではたくさん一緒に遊んでいる光景を
見ることができた。素晴らしいことだと思う」と述べられた方もいました。
今回の研修で、何か参考になりうることがあれば、大変嬉しいと思います。
はっち