都心の旧校舎にNPOがミュージアムを設立
海外のデザイン性の高いおもちゃや国産の木製玩具で遊べば自然に会話が生まれます
東京おもちゃ美術館ブログ
さくら満開春休み!~匠(たくみ)の技を体験!~
今年も春休みと同時にさくらの時期がやってきましたね
今回は「匠(たくみ)の技」をテーマに、たくさんのお客さまに
春の特別イベントを体験いただきました!
犬張り子の絵付けイベント
福島県西会津にある野澤民芸制作企業組合から「張り子の匠」登場!
絵付け師である早川 美奈子さんから直接張り子のお話を伺いながら
みんなで絵付けに挑戦しました。
今でもお祝い事の贈り物としてピッタリです。
実は漢字の竹と犬を組み合わせると「笑」になるんです。
見本通りである必要はありません。思いのままに筆をすべらせて!
さあ完成~ 笑う門には福来る
春の鳥を呼ぶ「バードコール」づくり
「木工」の匠、アトリエ倭の香田 進・佳子ご夫妻とともに、
建具屋さんの道具を使ってオリジナルのバードコールを作ります。
アトリエ倭の作品は、おもちゃのもり「たくみのこや」や、
おもちゃのまち あかの「しりとり」などでもおなじみ。
日本の木工技術をおもちゃで伝えています。
旦那さまの進さんは、旧四谷第四小学校の卒業生
好みのパーツを選んだら、ドライバーでペグを埋め込みます。
1人に1つ、専用の作業台をご用意!
これがあることで、きちんと作品と向き合うことができるんですって。
角面カンナや鎌毛引きなど、普段目にすることの少ない道具で
角を取ったり、ラインを入れたり・・・素敵なアレンジを加えていきます。
ミツロウワックスを塗ると、木肌にツヤが出てかっこいい!
首から下げたら、みんなでいっしょに森や公園に出かけたいね。
館内がにぎやかな鳥のさえずりでいっぱいの一日となりました
「芯を選べる京こま」づくり
「京こま」は、宮中の女性たちが着物の端切れで作ったお座敷こまが始まり。
特徴の異なる樹種の芯棒を自由に選んで、
綿紐を巻きつけて形づくる伝統的なこまづくりを行いました
講師は日本にただ一人の「京こま」の匠、雀休 中村 佳之さんです。
気に入った芯棒が見つかったら、くるくると綿紐を巻いていきます
今回のワークショップでは、一番難しいとされている
芯棒に綿紐を巻き始めるところから挑戦してもらいました。
巻いていくうちにゆるんできて不安になっても、大丈夫!中村さんが確認してくれます。
選んだ芯棒、綿紐の組み合わせで個性が。外側がいちばん好きな色
ニスを塗って・・・
色んな種類の京こまで遊んで、乾くのを待とう
いつでもどこでも回せるペンダントタイプはお子さまに大人気
マイ京こまが回った瞬間の、満足感な笑顔がたくさん見られた一日でした!
楽しんでいただけましたか??
当館ではただ今、特別展 祈りを形にする郷土玩具「木/紙/藁」 展を開催中!
今も愛される全国各地の「匠の技」を堪能しにいらしてくださいね。
お待ちしております
タムタム&リリー