今朝、ある会議に車で向かう途中、大イチョウが目に飛び込んできました。
原爆のときお寺を守ったといわれている、安楽寺(あんらくじ)の大イチョウです。
昼食後、午後の同好会行事との合間に行ってみました。最高にきれいで、立派な姿でした。
牛田大橋西詰交差点(東区)です。ずっと向こうに大イチョウが見えました。
東区牛田本町1丁目の寿永山光暁院安楽寺です。境内に車で入らせていただくことができます。
境内の西側からの眺めです。
東側からの眺めです。これ以上はさがれず、全体を写すのは無理でした。
見上げてみました。
被爆樹木です。 樹齢は350年超、樹高20m、幹周4.55mだそうです。
お寺の歴史は古く、天文2年(1553年)建てられ一度焼失、1778年再建されたそうです。
その本堂も1945年(昭和20年)に原爆で被爆し、本堂や山門は骨組みだけが残ったそうです。
骨組みが残ったのは大イチョウが守ったから、といわれています。
傾いた骨組みを起こして修復されたのが今の本堂だそうです。
幹だけを残して焼けただれた大イチョウは、
翌年には芽吹きはじめ、市民に大きな勇気を与えたそうです。
山門は平成になって再建されたそうです。
その際、枝が屋根を突き抜けたような形にするなどして、お寺を守った大イチョウは丁重に扱われたそうです。
ズームアップしてみました。
外にまわってみました。
山門の屋根を大きな枝が突き抜けています。
道路から見上げると、堂々とした姿でした。
こんなに立派に見えるのも、枝が丁重に扱われたからでしょう。
人々に勇気を与え、広島の復興の源ともなったといえる大イチョウ、
いつまでも生き残っていってもらいたいものです。