マユミ(真弓)の実が熟して、中からまっ赤なタネがのぞいていました。
今年は例年になくたくさんの実がついているようで、あちこちで目にします。
葉っぱもきれいに紅葉するそうですが、この木はまだ青さが残っていました。
花後にできる実は、さく果(熟すると下部が裂け種子が出る果実)というそうです。
マユミは4つに裂けるようで4つの種子が入っているようです。
赤いのは仮種皮といい、剥くと白いタネが出てくるとか。
その種子は有毒物質を含んでおり、昔はシラミ駆除などに用いていたそうです。
マユミは、日本と中国に自生(原産・分布)するニシキギ科ニシキギ属の落葉低木で、
昔、この木で丸木弓を作っていたので「真弓」という名になったのだそうです。
材質は硬いものの柔軟性があり、こけしや将棋の駒もつくられるそうです。